Web Syllabus(講義概要)
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構造有機化学
英文名Structural Organic Chemistry
科目概要理学研究科(修士課程) 分子科学専攻, 生物科学専攻 1~2年 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ
科目責任者土屋 敬広
担当者土屋 敬広
備考(関連科目)

授業の目的

有機分子が示す様々な性質は、その立体構造と電子構造(電子状態)に依存したものであることが理解できるようにする。
また、構造有機化学の知識に基づき、自然科学の基本原理を理解し ( ディプロマ・ポリシー: SS1)、自然現象の正確な判断、新たな本質的原理を抽出する緻密な思考力、さらに展開する応用力を身につける (SS2) ことを目的とする。

教育内容

有機分子の構造、性質に関する豊富な情報をもとに、構造と性質の相関について解説し分子構造を規定する要因や芳香族性、歪み等の諸性質を理解するために、これまでどのような実験的・理論的アプローチがなされてきたかについて解説する。

教育方法

関連する資料を配付し、それを読み解く形で講義を展開する。講義内容の理解を深めるため、適宜演習問題を課す。

授業内容

項目内容担当者
1電子構造論1量子論からみた電子の振る舞い、原子の電子構造土屋 敬広
2電子構造論2化学結合と分子軌道、軌道間相互作用土屋 敬広
3電子構造論3種々の化学結合、分子の電子的諸性質土屋 敬広
4電子構造論4分子軌道法土屋 敬広
5電子構造論5分子軌道法の有機反応への応用土屋 敬広
6共役電子系1芳香族性土屋 敬広
7共役電子系2π共役化合物の物性土屋 敬広
8共役電子系3様々な共役電子系土屋 敬広
9分子構造1多段階酸化還元系、有機ラジカル土屋 敬広
10分子構造2カルボカチオン土屋 敬広
11分子構造3カルボアニオン土屋 敬広
12分子構造4ひずみと分子のかたち土屋 敬広
13構造有機化学に関する研究の概説1最新の構造有機化学関連の論文の講読と解説土屋 敬広
14構造有機化学に関する研究の概説2最新の構造有機化学関連の論文の講読と解説土屋 敬広
15まとめ全体の確認と復習土屋 敬広
No. 1
項目
電子構造論1
内容
量子論からみた電子の振る舞い、原子の電子構造
担当者
土屋 敬広
No. 2
項目
電子構造論2
内容
化学結合と分子軌道、軌道間相互作用
担当者
土屋 敬広
No. 3
項目
電子構造論3
内容
種々の化学結合、分子の電子的諸性質
担当者
土屋 敬広
No. 4
項目
電子構造論4
内容
分子軌道法
担当者
土屋 敬広
No. 5
項目
電子構造論5
内容
分子軌道法の有機反応への応用
担当者
土屋 敬広
No. 6
項目
共役電子系1
内容
芳香族性
担当者
土屋 敬広
No. 7
項目
共役電子系2
内容
π共役化合物の物性
担当者
土屋 敬広
No. 8
項目
共役電子系3
内容
様々な共役電子系
担当者
土屋 敬広
No. 9
項目
分子構造1
内容
多段階酸化還元系、有機ラジカル
担当者
土屋 敬広
No. 10
項目
分子構造2
内容
カルボカチオン
担当者
土屋 敬広
No. 11
項目
分子構造3
内容
カルボアニオン
担当者
土屋 敬広
No. 12
項目
分子構造4
内容
ひずみと分子のかたち
担当者
土屋 敬広
No. 13
項目
構造有機化学に関する研究の概説1
内容
最新の構造有機化学関連の論文の講読と解説
担当者
土屋 敬広
No. 14
項目
構造有機化学に関する研究の概説2
内容
最新の構造有機化学関連の論文の講読と解説
担当者
土屋 敬広
No. 15
項目
まとめ
内容
全体の確認と復習
担当者
土屋 敬広

到達目標

軌道間相互作用の考えに基づいた有機分子の組み立てと、生成した分子の電子構造が大まかに把握できるようにする。
分子の種々の性質を、電子構造を理解することによりある程度予測できるようにする。

評価基準

演習課題、レポートの総合評価とする。なお、欠席は減点する。

準備学習(予習・復習)

予習として、学部で学習した構造有機化学分野を復習しておくこと。復習として、ほぼ毎回レポート課題を課すので、課題を解くことで理解を深めるようにすること。予習・復習として標準的には週4~5時間程度の学習が必要である。

実務経験のある教員情報

(なし)

関連科目

(なし)

その他

授業で課した課題について、回収後、特徴的な見解や誤解についてコメントする。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書資料を配付する
参考書(なし)
教科書
署名
資料を配付する
著者・編者
発行所
参考書
署名
著者・編者
発行所