英文名 | Soft Matter Science | |
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科目概要 | 理学研究科(修士課程) 分子科学専攻, 生物科学専攻 1~2年 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ | |
科目責任者 | 大石 正道 | |
担当者 | 大石 正道、 西川 宜彦 | |
備考 | [2023 年度入学者](関連科目) |
ソフトマター科学は高分子、コロイド、液晶、タンパク質などの柔らかい物質に関わる現象を物理的な考え方で捉え、物理的手法で研究し、その基本的原理を理解しようとする学問である。本講義では、ソフトマターの物理現象に対する実験的アプローチおよび計算科学的アプローチを身に付け、物理的知識、測定・解析・情報処理技術を物理領域のみならず、化学や生物学との境界領域において活用できることを目的としている(MS1,MS2)。
ソフトマターの物理現象を物理的に捉える手法について紹介する。
配布プリントに沿って、パワーポイントを用いたプレゼンテーションを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | ソフトマターとは | ソフトマターの概念および基礎的な知識 | 大石 正道 |
2 | コロイド | コロイドの性質とミセルの形成 | 大石 正道 |
3 | 液晶 | 液晶の光学的性質と電場光学応答 | 大石 正道 |
4 | 生体高分子 | 生体高分子の概念および物質としての分類 | 大石 正道 |
5 | 炭水化物 | 単糖類と多糖類 | 大石 正道 |
6 | 脂質 | 単純脂質と複合脂質、生体膜 | 大石 正道 |
7 | タンパク質(1) | タンパク質の構造、タンパク質の合成 | 大石 正道 |
8 | タンパク質(2) | タンパク質の変性・分解、ソフトマターとしてのタンパク質 | 大石 正道 |
9 | 核酸 | DNA、RNA のソフトマターとしての性質 | 大石 正道 |
10 | ソフトマターの生体分子解析への応用 | 界面活性剤、ゾル・ゲルなど、ソフトマターの応用例 | 大石 正道 |
11 | 計算科学(1) | コンピュータ・シミュレーションの基礎 | 西川 宜彦 |
12 | 計算科学(2) | 発展的なシミュレーション・アルゴリズムについて | 西川 宜彦 |
13 | 計算科学(3) | コンピュータ・シミュレーションのソフトマターへの応用(1) | 西川 宜彦 |
14 | 計算科学(4) | コンピュータ・シミュレーションのソフトマターへの応用(2) | 西川 宜彦 |
15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 大石 正道 |
ソフトマター科学の考え方および研究方法を理解し、研究に活かすことができる。
演習課題50%、レポート50% として評価する。なお、欠席は減点する。
毎回、授業内容の要点をまとめたプリントを配布するので、それを用いて予習と復習に毎回2時間かけること。
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種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリントを配布する | ||
参考書 | (なし) |