英文名 | Curriculum Theory | |
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科目概要 | 物理学科 1年 教職課程科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ 化学科 1年 教職課程科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ 生物科学科 1年 教職課程科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ | |
科目責任者 | 加藤 裕之 | |
担当者 | 加藤 裕之※ | |
備考 | 科目ナンバリング:SP601-TC12 科目ナンバリング:SC601-TC12 科目ナンバリング:SB601-TC12 |
科目 | 教職に関する科目(教育の基礎的理解に関する科目等) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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学習指導要領を基準として各学校において編成される教育課程について、その意義や編成の方法を理解するとともに、各学校の実情に合わせてカリキュラム・マネジメントを行うことの意義を理解する。また、現行の学習指導要領を踏まえ、教育課程の編成や授業の組み立てを模擬体験しながら実践的に学ぶ。
学習指導要領改訂の変遷を概観した上で、現行の学習指導要領に示されている教育の今日的課題や教師に求められている役割について理解を深める。また、教育課程編成の基本原理やカリキュラムマネジメントの意義を学び、それらを踏まえ、教科指導の目標を実現するための指導計画について、模擬授業等を通じて考察することで、教師としての資質を高め、実践的指導力を身に付けるようにする。
パワーポイントとプリントを用いて講義形式で進めるが、課題解決的な演習やグループワーク、発表活動(模擬授業)を適宜取り入れる。可能な限り、実際的な資料を用い、具体的に理解できるように配慮する。
【フィードバック方法】提出物には可能な限り評価コメントを付けて返却する。演習やグループワークに関しては講義内で個別にコメントすることで評価する。発表活動(模擬授業)については担当者の評価に加え、学生による相互評価を行い、フィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | はじめに | 講義計画、講義の進め方、学修のしかた等の解説 教育課程とは | 加藤 裕之 | 9/5⑤ |
2 | 学校教育の目的・目標 | 法律として定められた各学校段階の目的と目標 | 加藤 裕之 | 9/12⑤ |
3 | 日本の教育と学習指導要領(1) | 学習指導要領改訂の変遷と社会的背景 | 加藤 裕之 | 9/19⑤ |
4 | 日本の教育と学習指導要領(2) | 現行の学習指導要領と改訂の経緯 | 加藤 裕之 | 9/26⑤ |
5 | 現行の学習指導要領の実践に向けて (1) | 学習指導要領解説の読み方と教材の選択 | 加藤 裕之 | 10/3⑤ |
6 | 現行の学習指導要領の実践に向けて (2) | 主体的・対話的で深い学びを実践するために | 加藤 裕之 | 10/10⑤ |
7 | 現行の学習指導要領の実践に向けて (3) | 評価の基本的な考え方と評価規準の作成 | 加藤 裕之 | 10/17⑤ |
8 | 教育課程編成と授業の構成(1) | 本時の目標・評価規準の設定 学習指導案の作成 | 加藤 裕之 | 10/24⑤ |
9 | 教育課程編成と授業の構成(2) | 教科指導の実際・模擬授業体験① | 加藤 裕之 | 11/7⑤ |
10 | 教育課程編成と授業の構成(3) | 教科指導の実際・模擬授業体験② | 加藤 裕之 | 11/14⑤ |
11 | 教育課程編成と授業の構成(4) | 教科指導の実際・模擬授業体験③ | 加藤 裕之 | 11/21⑤ |
12 | 教育課程編成と授業の構成(5) | 教科指導の実際・模擬授業体験④ | 加藤 裕之 | 11/28⑤ |
13 | 教育課程編成と単元指導計画(1) | 単元指導計画の作成① | 加藤 裕之 | 12/5⑤ |
14 | 教育課程編成と単元指導計画(2) | 単元指導計画の作成② | 加藤 裕之 | 12/12⑤ |
15 | 次期学習指導要領の動向 | 次期学習指導要領の改訂を踏まえたこれからの教育 | 加藤 裕之 | 12/19⑤ |
1)学習指導要領の性格及び位置付け並びに教育課程編成の目的を理解している。
2)学習指導要領の改訂の変遷及び主な改訂内容並びにその社会的背景を理解している。
3)教育課程編成の基本原理を理解している。
4)生徒や学校、地域の実態を踏まえて教育課程や指導計画を検討することの重要性を理解している。
5)カリキュラム・マネジメントの意義や重要性を理解している。
6)学習評価の基礎的な考え方を理解している。
7)授業を構成して、学習指導案を作成し授業を展開することができる。
8)教科の教育内容を選択・配列し、評価規準を明示した単元指導計画を作成することができる。
評価は毎回の提出物(25%)および、模擬授業の指導案(25%)や単元指導計画等の課題(25%)、模擬授業等の発表活動(25%)により判定する。各評価規準については講義で示す。なお、学修に主体的に取り組む態度(行動観察にて判定)に応じて加点する。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
予習(120分):講義で提示する課題の解決策について、討論したり自らの考えを表現したりできるように、次時の内容に関して考えをまとめておく。教材研究をし、模擬授業の学習指導案や単元指導計画を作成する。
復習(120分):前時までの授業内容を振り返り、理解した上で授業に臨む。
公立小学校の管理職並びに公立中学校の理科教員として教育課程の編成や授業を実践した経験、教育委員会の職員として教師を指導した経験に基づき、教育課程の編成や指導計画の作成等について実際的に講義する。また、前回並びに現行の学習指導要領の作成協力者並びに評価規準、評価方法等の工夫改善のための参考資料の作成協力者としての経験に基づき、学習指導要領と学習評価についてより具体的に講義する。
なし
教育に携わる者としての自覚をもち、主体的に学修に取り組むこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説・総則編 (平成29年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
参考書 | 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説・総則編 (平成30年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
参考書 | 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説・理科編 (平成29年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
参考書 | 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説・理科編・理数編 (平成30年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料・中学校理科(令和2年3月) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所の WebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料・高等学校理科(令和3年8月) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所の WebサイトにPDFファイルが公開されている。 |