英文名 | Principles of Education Ⅰ | |
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科目概要 | 物理学科 2年 教職課程科目 必修 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ 化学科 2年 教職課程科目 必修 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ 生物科学科 2年 教職課程科目 必修 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ | |
科目責任者 | 田中 俊穂 | |
担当者 | 田中 俊穂※ | |
備考 | 科目ナンバリング:SP601-TC21 科目ナンバリング:SC601-TC21 科目ナンバリング:SB601-TC21 |
科目 | 教職に関する科目(教育の基礎的理解に関する科目等) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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教育の基本的概念は何か、また、教育の理念にはどのようなものがあり、教育の歴史や思想においてそれらがどのように現れてきたかについて学ぶとともに、これまでの教育及び学校の営みがどのように捉えられ変遷してきたのかを理解する。また、教育の今日的課題や教師の役割・使命について考察し、教育を総合的に理解する力を養い、教育現場が求めている教師としての資質・能力を身につける。
教育の目的や意義、教育の本質と教師のあり方を考察する。ギリシア以来の西欧を中心とした欧米の教育について、歴史的な流れを中心に捉えながら、それぞれの時代における教育思想や制度の特色を理解する。さらにそれらの内容と今日の教育との関連について考察する。また、教育の今日的課題を扱うとともに、教師の優れた教育実践に触れる中で教師のあり方について考えを深める。
レジュメを用いた講義形式を中心とし、グループワークや発表も取り入れながら授業を展開する。視点の異なる新聞記事や、関連文献等をできるだけ紹介し、講義のテーマをより柔軟に深く考察する。
課題については、フィードバックとして、回収した次の講義で、特徴的な解答傾向を指摘し、参考となる解答を紹介し、課題設定の趣旨や留意点等について説明する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | はじめに | 講義のねらい、進め方について説明し、教育の可能性、さらに教師の役割についても考える。 | 田中 俊穂 | 4/5② |
2 | 教育の基本的概念(1) | 教育学の諸概念並びに教育の本質及び目標(教育の意義、目標等にについて概観する。) | 田中 俊穂 | 4/12② |
3 | 教育の基本的概念(2) | 教育学の諸概念並びに教育の本質及び目標(教師の在り方について考える。) | 田中 俊穂 | 4/19② |
4 | 教育の今日的課題Ⅰ① | 子供、教員、家庭、学校等教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係(「いじめ」問題を通して考える。) | 田中 俊穂 | 4/26② |
5 | 教育の今日的課題Ⅰ② | 子供、教員、家庭、学校等教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係(「いじめ」問題を通して考える。) | 田中 俊穂 | 5/10② |
6 | 教育に関する歴史と思想(1) | ギリシャの教育(代表的な教育家の思想、教育における言語の重要性、修辞学について) | 田中 俊穂 | 5/17② |
7 | 教育に関する歴史と思想(2) | ローマの教育、中世の教育(代表的な教育家の思想) | 田中 俊穂 | 5/24② |
8 | 教育に関する歴史と思想(3)① | 近代教育制度の成立と展開Ⅰ(ルネサンス期の教育、宗教改革と教育、代表的な教育家の思想) | 田中 俊穂 | 5/31② |
9 | 教育に関する歴史と思想(3)② | 近代教育制度の成立と展開Ⅰ(ルネサンス期の教育、宗教改革と教育、代表的な教育家の思想) | 田中 俊穂 | 6/7③ |
10 | 教育に関する歴史と思想(4) | 近代教育制度の成立と展開Ⅱ(16・17 世紀の教育、代表的な教育家の思想) | 田中 俊穂 | 6/14③ |
11 | 教育に関する歴史と思想(5) | 近代教育制度の成立と展開Ⅲ(17・18 世紀の教育、代表的な教育家の思想) | 田中 俊穂 | 6/21③ |
12 | 教育に関する歴史と思想(6) | 近代教育制度の成立と展開Ⅳ(19・20 世紀の教育、代表的な教育家の思想) | 田中 俊穂 | 6/28③ |
13 | 教育の今日的課題Ⅱ | 現代社会における教育課題と歴史的な視点(「グローバル化」の視点から考える。) | 田中 俊穂 | 7/5③ |
14 | 教育と学校 | 家庭や子供に関わる教育の思想(「見える学力、見えない学力」について考える。) | 田中 俊穂 | 7/12③ |
15 | まとめ | これまでの学習の総まとめを行う。 | 田中 俊穂 | 7/19③ |
1)教育学の諸概念並びに教育の本質及び目標を理解している。
2)子供、教員、家庭、学校等教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係を理解している。
3)家族と社会による教育の歴史を理解している。
4)近代教育制度の成立と展開を理解している。
5)現代社会における教育課題を歴史的な視点から理解している。
6)家庭や子供に関わる教育の思想を理解している。
7)学校や学習に関わる教育の思想を理解している。
8)代表的な教育家の思想を理解している。
・評価割合:定期試験(60%)、提出物および授業への取り組み状況を総合的に評価(40%)する。
・評価基準:講義内容を理解し、知識・技術を確実に身につけたか。課題を、単なる引用や皮相的な記述で凌ぐのではなく、自らの頭で深く考え、問題の本質を指摘し、その解決に論理的に言及しているか。
【授業時間外に必要な学習時間】
・予習:配布されたレジュメに目をとおし、講義で何を学ぶのかを明確にしておくこと。また、添付の資料があれば、事前に一読しておくこと。(120分)
・復習:毎回、配布されるレジュメをファイリングし、講義内容を見直し、不明な点は各自で調べ、疑問があれば次回に質問すること。講義で指示があった資料については、最後まで読み切ること。(120分)
高校教育の現場での教諭および管理職の経験、並びに教育センターや教育行政の場での経験を、個人情報に留意しながら具体的事例として紹介することで、机上の空論に走らず、現場感覚を伝え授業に資する。
教育原理Ⅱ、生徒指導論
教育の時間的、空間的な諸相を探り、教育や教師の在り方について幅広く深く考え、それらを踏まえて教育の今後の方向性についても考える。授業への主体的参加を期待する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特になし。(レジュメを毎回配布する。) | ||
参考書 | 「高等学校学習指導要領(平成30 年告示)」 他、随時、紹介する。 | 文部科学省 | 文部科学省WEB サイトに公開 |