Web Syllabus(講義概要)
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理科教育法Ⅳ
英文名Teaching Method of Science Education Ⅳ
科目概要物理学科 3年 教職課程科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ
化学科 3年 教職課程科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ
生物科学科 3年 教職課程科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ
科目責任者田中 保樹
担当者田中 保樹※
備考科目ナンバリング:SP601-TC35
科目ナンバリング:SC601-TC35
科目ナンバリング:SB601-TC35

教員免許取得のための必修科目

科目教職に関する科目(教科及び教科の指導法に関する科目)
各科目に含めることが必要な事項
  • 各教科の指導法

授業の目的

学習指導要領に示された理科の目標と内容、学び方、育成を目指す資質・能力を理解し、理科の内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計法を身に付ける。また、理科教育法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと他の教職課程の講義等で学んだことを踏まえて、求められている主体的・対話的な深い学びとICTを利活用した授業の在り方について、理科の教員としての実践力を高める。

DPとの関連

SG1SG2SG3

教育内容

理科教育法Ⅳにおいては、理科教育法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで学んだ理科教育の基本の上に、学習方法として、学習指導要領の理念を生かして、求められる資質・能力の在り方とその実践のための具体的な知識・技術・方法等の実践的な指導力を身に付ける。

教育方法

教育方法
模擬授業の実践を中心に、相互評価と討論形式で進める。教育委員会の指導主事や国立教育政策研究所の調査官などの講義を行う。
フィードバック方法
授業における形成的な評価を基に必要に応じて指導に生かし授業の目的を実現できるようにする。また、授業ごとの「学修の記録」の記述に対し、次の授業においてコメントしたり補ったりすることで、各自の学びの調整を促す。

授業内容

項目内容担当者
1オリエンテーション理科教育法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの総括から、理科教育法Ⅳに関する学習を展望して見通しをもつ。田中 保樹
2理科の最新動向教育委員会の指導主事や国立教育政策研究所の調査官等の講義を通して、理科の最新動向について学ぶ。田中 保樹
3主体的・対話的で深い学び理科における主体的・対話的な深い学びの実践例に学ぶ。田中 保樹
4ICTの利活用(1)「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を志向したICTや授業支援システムの利活用の実際を学ぶ。田中 保樹
5ICTの利活用(2)ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第1分野)田中 保樹
6ICTの利活用(3)ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第2分野)田中 保樹
7ICTの利活用(4)ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校物理)田中 保樹
8ICTの利活用(5)ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校化学)田中 保樹
9ICTの利活用(6)ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校生物・地学)田中 保樹
10総合実習(1)教育実習に向けて、教育の最新動向を鑑みた求められる学習指導や学習評価を踏まえた単元を構想し授業づくりを行い、研究テーマを設定した学習指導案を作成する。田中 保樹
11総合実習(2)作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第1分野)田中 保樹
12総合実習(3)作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第2分野)田中 保樹
13総合実習(4)作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校物理・化学)。田中 保樹
14総合実習(5)作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校生物・地学)田中 保樹
15まとめ教育実習に向けて、理科教育法全体の総括から、これからの理科教育について考察してレポートとしてまとめる。田中 保樹
No. 1
項目
オリエンテーション
内容
理科教育法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの総括から、理科教育法Ⅳに関する学習を展望して見通しをもつ。
担当者
田中 保樹
No. 2
項目
理科の最新動向
内容
教育委員会の指導主事や国立教育政策研究所の調査官等の講義を通して、理科の最新動向について学ぶ。
担当者
田中 保樹
No. 3
項目
主体的・対話的で深い学び
内容
理科における主体的・対話的な深い学びの実践例に学ぶ。
担当者
田中 保樹
No. 4
項目
ICTの利活用(1)
内容
「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を志向したICTや授業支援システムの利活用の実際を学ぶ。
担当者
田中 保樹
No. 5
項目
ICTの利活用(2)
内容
ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第1分野)
担当者
田中 保樹
No. 6
項目
ICTの利活用(3)
内容
ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第2分野)
担当者
田中 保樹
No. 7
項目
ICTの利活用(4)
内容
ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校物理)
担当者
田中 保樹
No. 8
項目
ICTの利活用(5)
内容
ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校化学)
担当者
田中 保樹
No. 9
項目
ICTの利活用(6)
内容
ICTや授業支援システムを利活用した模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校生物・地学)
担当者
田中 保樹
No. 10
項目
総合実習(1)
内容
教育実習に向けて、教育の最新動向を鑑みた求められる学習指導や学習評価を踏まえた単元を構想し授業づくりを行い、研究テーマを設定した学習指導案を作成する。
担当者
田中 保樹
No. 11
項目
総合実習(2)
内容
作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第1分野)
担当者
田中 保樹
No. 12
項目
総合実習(3)
内容
作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(中学校理科第2分野)
担当者
田中 保樹
No. 13
項目
総合実習(4)
内容
作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校物理・化学)。
担当者
田中 保樹
No. 14
項目
総合実習(5)
内容
作成した学習指導案を基に研究テーマを踏まえた模擬授業を行い、相互評価を通して検討する。(高等学校生物・地学)
担当者
田中 保樹
No. 15
項目
まとめ
内容
教育実習に向けて、理科教育法全体の総括から、これからの理科教育について考察してレポートとしてまとめる。
担当者
田中 保樹

到達目標

1)学習指導要領における理科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。
2)個別の学習内容について指導上の留意点を理解している。
3)理科の学習評価の考え方を理解している。
4)理科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
5)発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。
6)生徒の認識や思考、資質・能力などの実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解している。
7)理科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
8)学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。
9)模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善の視点を身に付けている。
10)理科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。

評価基準

作成した学習指導案に基づく模擬授業に関すること(40%)、課題に対するレポート(30%)、模擬授業や課題等に対して粘り強く取組を行う中で自らの学びを調整するなど主体的に取り組む態度(30%)について評価して評定する。

準備学習(予習・復習)

予習(60 分)
まとまりごとにおける課題に対して、授業で配付された資料と、さらに必要と考えられる資料等を基に、討論や発表における資料などを作成する。
日頃から新聞、雑誌、報道番組等における教育関係の記事や番組に関心をもち、教育に関する課題について自ら学ぶことで、疑問点や考え、意見等を記録しておき授業に生かす。
復習(120 分)
各授業の終わりの自己評価において、学んだことを明確にすることで、教職に関する知識や技能の習得を図る。
まとまりごとにおける課題に対して、授業で配付された資料と、さらに必要と考えられる資料等を基に、討論や発表における資料などやレポートを作成する。

実務経験のある教員情報

中学校の教諭(理科)、教育委員会の指導主事、文部科学省の教科調査官、国立教育政策研究所の学力調査官・教育課程調査官の経験をもつ教員が、最新の教育に関する情報を基にした理科教育について指導を行う。

関連科目

理科に関する科目、教職課程における科目

その他

教員である自分をイメージして、教職を目指す者としてふさわしい態度で授業に臨む。時間を守り、遅刻等に気を付ける。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書小学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 
理科編
文部科学省東京書籍
文部科学省WEB サイトに公開
教科書中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 
理科編
文部科学省学校図書
文部科学省WEB サイトに公開
教科書高等学校学習指導要領(平成30年告示) 解説 
理科編・理数編
文部科学省実教出版株式会社
文部科学省WEB サイトに公開
参考書高等学校学習指導要領(平成30年告示) 解説 
理数編
文部科学省東京書籍
文部科学省WEB サイトに公開
参考書「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校理科国立教育政策研究所東洋館出版社
国立教育政策研究所WEBサイトに公開
参考書「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校理科国立教育政策研究所東洋館出版社
国立教育政策研究所WEBサイトに公開
参考書「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 高等学校理科国立教育政策研究所東洋館出版社
国立教育政策研究所WEBサイトに公開
参考書中学校の理科の教科書各出版社
参考書高等学校の物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎の教科書各出版社
参考書高等学校の物理、化学、生物、地学の教科書各出版社
教科書
署名
小学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 
理科編
著者・編者
文部科学省
発行所
東京書籍
文部科学省WEB サイトに公開
教科書
署名
中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 
理科編
著者・編者
文部科学省
発行所
学校図書
文部科学省WEB サイトに公開
教科書
署名
高等学校学習指導要領(平成30年告示) 解説 
理科編・理数編
著者・編者
文部科学省
発行所
実教出版株式会社
文部科学省WEB サイトに公開
参考書
署名
高等学校学習指導要領(平成30年告示) 解説 
理数編
著者・編者
文部科学省
発行所
東京書籍
文部科学省WEB サイトに公開
参考書
署名
「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校理科
著者・編者
国立教育政策研究所
発行所
東洋館出版社
国立教育政策研究所WEBサイトに公開
参考書
署名
「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校理科
著者・編者
国立教育政策研究所
発行所
東洋館出版社
国立教育政策研究所WEBサイトに公開
参考書
署名
「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 高等学校理科
著者・編者
国立教育政策研究所
発行所
東洋館出版社
国立教育政策研究所WEBサイトに公開
参考書
署名
中学校の理科の教科書
著者・編者
発行所
各出版社
参考書
署名
高等学校の物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎の教科書
著者・編者
発行所
各出版社
参考書
署名
高等学校の物理、化学、生物、地学の教科書
著者・編者
発行所
各出版社