Web Syllabus(講義概要)
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生理学
英文名Physiology
科目概要生物科学科 2年 3群科目 A選択 2単位 前期 15 講義 週1コマ
科目責任者石橋 仁
担当者石橋 仁※江藤 圭※

授業の目的

生理学は正常な人体の機能を探究する学問で、人体の仕組みを理解して健康な生活を送るための基礎となる学問です。疾患を発見し、理解し、そして疾患からの機能回復を考えるうえで必須の学問にもなっています。本講義では、繰り返し練習するとなぜ上達するのか、緊張するとなぜ心拍が速くなるのか、なぜ辛いものを食べると汗が出るのか、「見る」とはどういうことか、朝の尿は黄色が濃いのはなぜか、フグ毒はなぜ危険なのか、金縛りはなぜ起こるのか、といった皆さんがこれまで見たり聞いたり体験してきたであろう現象のメカニズムを学ぶことによって、人体の仕組みを理解することを目的とします。また、これらを通して、「健康とは何か」ということを考える力を養い、これからの人生を健康的に過ごすための基礎を築くことも目的としています。

DPとの関連

SG1SG2SG3

教育内容

消化器系、呼吸器系、血液系、循環器系、泌尿器系、内分泌、神経系について、臓器・組織の構造と機能を関連付けながら学び、人体の機能に関する理解を深める。また、それら諸器官相互の協調的な作用によって人体の機能が発揮されていることも学ぶ。

教育方法

配布資料とパワーポイントを用いた講義形式の授業を行う。

授業内容

項目内容担当者日時
1生理学の基礎~体液・血液生理学で何を学ぶのか、授業の進め方、評価方法などに関するイントロダクションを行った後、健康の定義、体液・血液について学ぶ。石橋 仁
4/15②
2消化器系消化器系の構成および3大栄養素の消化と吸収について学ぶ。石橋 仁
4/22②
3泌尿器系腎臓の機能、特に尿の生成について学ぶ。石橋 仁
5/6②
4循環器系心臓の働きと血液循環の特徴について学ぶ。石橋 仁
5/13②
5呼吸器系呼吸器系の機能と特徴について学ぶ。石橋 仁
5/20②
6内分泌系(1)~視床下部・下垂体系のホルモン視床下部・下垂体のホルモンと、それらに支配されている甲状腺、副腎皮質、卵巣ホルモンについて学ぶ。石橋 仁
5/27②
7内分泌系(2)~膵臓・腎臓のホルモン膵臓および腎臓から分泌されるホルモンについて学ぶ。糖尿病といわゆる糖質制限ダイエットについての理解も深める。石橋 仁
6/3②
8神経系の基礎神経細胞の構造、静止電位、活動電位、伝導と伝達について学ぶ。特に、運動神経が骨格筋を動かす仕組みについて学ぶ。石橋 仁
6/10②
9中枢神経系中枢神経系の機能について学ぶ。江藤 圭
6/17②
10末梢神経系体性神経系および自律神経系について学ぶ。江藤 圭
6/24②
11運動の制御運動の制御について学ぶ。江藤 圭
7/1②
12感覚一般体性感覚、化学感覚(味覚、嗅覚)について学ぶ。江藤 圭
7/8②
13視覚視覚について学ぶ。江藤 圭
7/15②
14聴覚・平衡感覚聴覚および平衡感覚について学ぶ。江藤 圭
7/22②
15まとめ全体の確認と復習江藤 圭
その他
No. 1
項目
生理学の基礎~体液・血液
内容
生理学で何を学ぶのか、授業の進め方、評価方法などに関するイントロダクションを行った後、健康の定義、体液・血液について学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
4/15②
No. 2
項目
消化器系
内容
消化器系の構成および3大栄養素の消化と吸収について学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
4/22②
No. 3
項目
泌尿器系
内容
腎臓の機能、特に尿の生成について学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
5/6②
No. 4
項目
循環器系
内容
心臓の働きと血液循環の特徴について学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
5/13②
No. 5
項目
呼吸器系
内容
呼吸器系の機能と特徴について学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
5/20②
No. 6
項目
内分泌系(1)~視床下部・下垂体系のホルモン
内容
視床下部・下垂体のホルモンと、それらに支配されている甲状腺、副腎皮質、卵巣ホルモンについて学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
5/27②
No. 7
項目
内分泌系(2)~膵臓・腎臓のホルモン
内容
膵臓および腎臓から分泌されるホルモンについて学ぶ。糖尿病といわゆる糖質制限ダイエットについての理解も深める。
担当者
石橋 仁
日時
6/3②
No. 8
項目
神経系の基礎
内容
神経細胞の構造、静止電位、活動電位、伝導と伝達について学ぶ。特に、運動神経が骨格筋を動かす仕組みについて学ぶ。
担当者
石橋 仁
日時
6/10②
No. 9
項目
中枢神経系
内容
中枢神経系の機能について学ぶ。
担当者
江藤 圭
日時
6/17②
No. 10
項目
末梢神経系
内容
体性神経系および自律神経系について学ぶ。
担当者
江藤 圭
日時
6/24②
No. 11
項目
運動の制御
内容
運動の制御について学ぶ。
担当者
江藤 圭
日時
7/1②
No. 12
項目
感覚一般
内容
体性感覚、化学感覚(味覚、嗅覚)について学ぶ。
担当者
江藤 圭
日時
7/8②
No. 13
項目
視覚
内容
視覚について学ぶ。
担当者
江藤 圭
日時
7/15②
No. 14
項目
聴覚・平衡感覚
内容
聴覚および平衡感覚について学ぶ。
担当者
江藤 圭
日時
7/22②
No. 15
項目
まとめ
内容
全体の確認と復習
担当者
江藤 圭
日時
その他

到達目標

正常な人体の機能に関する基本的概念を身につけるとともに「健康」の基盤を理解することを目標とする。具体的な目標は以下の通りである。
1)体液および血液の特徴と機能を説明できる。
2)栄養素の消化吸収について説明できる。
3)尿の生成について説明できる。
4)循環器系の機能を説明できる。
5)神経系の構造と機能を説明できる。
6)内分泌系の特徴を列挙できる。
7)運動機能の構成と特徴を説明できる。
8)感覚の機能と特徴を列挙できる。
9)健康とは何かを説明できる。

評価基準

授業態度(15%)、毎回の授業で実施するミニットペーパーまたは小テスト(30%)、定期試験(55%)で評価する。

準備学習(予習・復習)

予習として、参考書の授業内容に該当する部分を読み、専門用語を調べておくこと。練習問題を配布するので、毎回の授業の後には、その練習問題を解いて不明な点をなくすように復習すること。

【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
毎回の授業に対して予習1時間と復習1時間(計 30時間)、練習問題 に7時間、試験前勉強に23時間が必要である。

実務経験のある教員情報

石橋 仁:企業での研究経験および生理学研究所での研究経験をもとに、生理学的な考え方の重要性について解説する。
江藤 圭:生理学研究所での研究経験をもとに、生理学的な考え方の重要性について解説する。

関連科目

なし

その他

毎回の授業で実施するミニットペーパーまたは小テストでは、提出後に正解と解説を配布することでフィードバックを行うとともに授業内容の理解を深める。また、学生からのメールによる質問や個別の質問に対しては、必要であれば次回講義の際に詳細な解説を行うなど丁寧なフィードバックを行う。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考書メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ
新版生理学
桑名俊一、新田晶子 編著理工図書
参考書ガイトン生理学(原著第13版)John E. Hall 著、
石川義弘、岡村康司、尾仲達史、河野憲二    総監訳
エルセビア・ジャパン
参考書オックスフォード生理学(原著第4版)岡野栄之、鯉淵典之、植村慶一 監訳丸善出版
参考書ギャノング生理学 (原書26版)岡田泰伸 監修丸善出版
参考書標準生理学 第9版本間 研一 監修医学書院
教科書
署名
なし
著者・編者
発行所
参考書
署名
メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ
新版生理学
著者・編者
桑名俊一、新田晶子 編著
発行所
理工図書
参考書
署名
ガイトン生理学(原著第13版)
著者・編者
John E. Hall 著、
石川義弘、岡村康司、尾仲達史、河野憲二    総監訳
発行所
エルセビア・ジャパン
参考書
署名
オックスフォード生理学(原著第4版)
著者・編者
岡野栄之、鯉淵典之、植村慶一 監訳
発行所
丸善出版
参考書
署名
ギャノング生理学 (原書26版)
著者・編者
岡田泰伸 監修
発行所
丸善出版
参考書
署名
標準生理学 第9版
著者・編者
本間 研一 監修
発行所
医学書院