Web Syllabus(講義概要)
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生命物理学Ⅱ
英文名Life PhysicsⅡ
科目概要理学研究科(修士課程) 分子科学専攻, 生物科学専攻 1~2年 2単位 後期 15 講義 週1コマ
科目責任者松井 崇、山村 滋典
担当者松井 崇山村 滋典

授業の目的

生命物理学研究のうち、特に、生体高分子の立体構造や生体高分子間の相互作用について理解を深め、生命現象の解明に活用できる能力を身につける。

DPとの関連

SP1SP2

教育内容

X線結晶構造解析、NMR、電子顕微鏡による生体高分子の構造解析に加え、人工知能を利活用した生命物理学についても概説する。さらに、これらを活用した最先端の生命物理学研究に関する論文の発表と討論を行う。

教育方法

X線結晶構造解析、NMR、電子顕微鏡や人工知能を利活用した生命物理学について講義および演習を行う。また、パワーポイントを用いたプレゼンテーションによって原著論文を発表し、その内容について受講者全員で討論する。

授業内容

項目内容担当者
1はじめに生命物理学IIについての概説松井 崇
2結晶構造解析の原理(1)結晶における対称性、空間格子、結晶によるX線の回折について学ぶ山村 滋典
3結晶構造解析の原理(2)構造モデルの導出法、構造精密化について学ぶ山村 滋典
4結晶構造解析の実際X線結晶構造解析の実際について学ぶ山村 滋典
5粒子線による結晶構造解析粒子線を用いた結晶構造解析について学ぶ山村 滋典
6結晶構造解析のまとめ結晶構造解析についてのまとめ山村 滋典
7生体高分子の構造解析(1)生体高分子の構造解析手法の概要松井 崇
8生体高分子の構造解析(2)溶液NMRによる生体高分子の構造解析松井 崇
9生体高分子の構造解析(3)X線結晶構造解析による生体高分子の構造解析松井 崇
10生体高分子の構造解析(4)電子顕微鏡による生体高分子の構造解析松井 崇
11生命物理学の研究動向(1)最新の原著論文を発表し、討論する松井 崇
12生命物理学の研究動向(2)最新の原著論文を発表し、討論する松井 崇
13生命物理学の研究動向(3)最新の原著論文を発表し、討論する松井 崇
14生命物理学の研究動向(4)最新の原著論文を発表し、討論する松井 崇
15まとめ全体のまとめ松井 崇
山村 滋典
No. 1
項目
はじめに
内容
生命物理学IIについての概説
担当者
松井 崇
No. 2
項目
結晶構造解析の原理(1)
内容
結晶における対称性、空間格子、結晶によるX線の回折について学ぶ
担当者
山村 滋典
No. 3
項目
結晶構造解析の原理(2)
内容
構造モデルの導出法、構造精密化について学ぶ
担当者
山村 滋典
No. 4
項目
結晶構造解析の実際
内容
X線結晶構造解析の実際について学ぶ
担当者
山村 滋典
No. 5
項目
粒子線による結晶構造解析
内容
粒子線を用いた結晶構造解析について学ぶ
担当者
山村 滋典
No. 6
項目
結晶構造解析のまとめ
内容
結晶構造解析についてのまとめ
担当者
山村 滋典
No. 7
項目
生体高分子の構造解析(1)
内容
生体高分子の構造解析手法の概要
担当者
松井 崇
No. 8
項目
生体高分子の構造解析(2)
内容
溶液NMRによる生体高分子の構造解析
担当者
松井 崇
No. 9
項目
生体高分子の構造解析(3)
内容
X線結晶構造解析による生体高分子の構造解析
担当者
松井 崇
No. 10
項目
生体高分子の構造解析(4)
内容
電子顕微鏡による生体高分子の構造解析
担当者
松井 崇
No. 11
項目
生命物理学の研究動向(1)
内容
最新の原著論文を発表し、討論する
担当者
松井 崇
No. 12
項目
生命物理学の研究動向(2)
内容
最新の原著論文を発表し、討論する
担当者
松井 崇
No. 13
項目
生命物理学の研究動向(3)
内容
最新の原著論文を発表し、討論する
担当者
松井 崇
No. 14
項目
生命物理学の研究動向(4)
内容
最新の原著論文を発表し、討論する
担当者
松井 崇
No. 15
項目
まとめ
内容
全体のまとめ
担当者
松井 崇
山村 滋典

到達目標

講義や演習、および、論文講読を通じ、生物科学に活用される物質の構造解析への理解を深めるとともに、人工知能などの最先端の生命物理学研究の知見も学ぶ事で、大学院での研究活動に展開できる基盤を身につける。

評価基準

課題、発表 (80%)、および、討論への積極的参加 ( 質問・発言等 ) (20%) を総合的に評価する。

準備学習(予習・復習)

授業時間外に必要な学習の時間:1コマあたり4時間
学部で学習した関連科目についてあらかじめ復習しておくこと。また、関連する原著論文を指示するので、担当する論文については発表資料を作成すること。また、担当外の論文についても事前に概要を把握し、討論に参加できるように準備しておくこと。課題や担当した論文に対する質問事項について復習すること。

実務経験のある教員情報

松井崇:企業での研究経験をもとに、最先端の生命物理学研究の重要性を包括的に解説する。

関連科目

生命物理学I

その他

(なし)

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書プリント配布
参考書Essential タンパク質科学M. Williamson 著
津本浩平、植田 正、前仲勝実 監訳
南江堂
参考書構造生物学A. Liljas 著
田中勲、三木邦夫 訳
化学同人
教科書
署名
プリント配布
著者・編者
発行所
参考書
署名
Essential タンパク質科学
著者・編者
M. Williamson 著
津本浩平、植田 正、前仲勝実 監訳
発行所
南江堂
参考書
署名
構造生物学
著者・編者
A. Liljas 著
田中勲、三木邦夫 訳
発行所
化学同人