英文名 | Earth Science | |
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科目概要 | 物理学科 1年 2群科目 選択 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ 化学科 1年 2群科目 選択 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ 生物科学科 1年 2群科目 選択 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ | |
科目責任者 | 浅見 慶志朗 | |
担当者 | 浅見 慶志朗、 安川 和孝 | |
備考 | 科目ナンバリング:SP201-Es11 科目ナンバリング:SC201-Es11 科目ナンバリング:SB201-Es11 |
科目 | 教科に関する専門的事項(中・高 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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地球を一つのシステムと捉え、地球に関わる諸現象の理論的な背景とそれらの時空間的な相互作用を、物理・化学・生物・地質学といった自然科学の基本原理に基づき理解する。
高校地学の内容から最先端のトピックスまでを対象とし、地球システムの構造、火山や地震に代表される地球表層または内部で起こる様々な現象、大気や海洋の循環、宇宙・天文に関する基礎知識などを概説する。また、地学現象と生命の相互作用、諸現象の時空間スケールの理解に重点を置きつつ、地球の46 億年の歴史を学ぶ。
キーワード:地球の構造、地球の成り立ち、岩石・鉱物、プレートテクトニクス、火山、地震、大気・海洋、地球と生命の歴史、気候変動、宇宙・天文
1 回完結を原則として、各回のテーマについて解説する。主にPowerPoint を用いて講義を進め、講義資料は補足資料として毎回印刷して配布する。中盤と終盤に1 回ずつ、それまでの復習と、応用的な補足をする。
回 | 項目 | 内容 |
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1 | ガイダンス | 我々は地球科学(地学)から何を学ぶことができるのだろうか? |
2 | 地球の姿:地球の構造 | 地球内部の構造はどうなっているのか?どうやって調べたのか? |
3 | 地球の姿:地球の形成 | 地球はどの様な過程を経て作られたのか?なぜ今の構造になったのか? |
4 | 地球の姿:地球を作る物質 | 地球を構成する鉱物や岩石は、何を材料としてどのように形作られているのか? |
5 | 地球の活動:プレートテクトニクス | 地球の活動を理解するための基本となるプレートテクトニクス理論とは何か?どうやって導かれたのか? |
6 | 地球の活動:地震と断層 | 地震はなぜ起こるのか?地震の痕跡はどのように大地に刻まれるのか? |
7 | 地球の活動:火山とマグマ | 火山はなぜ噴火するのか?火山の内部では何が起こっているのか?火山から噴出するマグマは、どこでどのように作られているのか? |
8 | 前半の復習 | 前半の講義内容を振り返る |
9 | 地球の活動:大気・海洋の大循環 | 大気と海洋の循環はなぜ生じ、何にコントロールされているのか? |
10 | 地球と宇宙:宇宙の中の地球 | 宇宙において地球はどのような存在なのか?惑星・恒星・銀河とはどのようなものか? |
11 | 地球と宇宙:地球外生命探査 | 地球外生命を探る学問「アストロバイオロジー」を紹介する |
12 | 地球の進化:日本列島の成り立ち | 我々が暮らす日本列島は、どうして今の姿になったのか?その地質学的背景は? |
13 | 地球の進化:地球と生命の歴史(1) | 地球と生命が互いに影響を及ぼしながら進化した歴史とは?(地球の誕生~古生代まで) |
14 | 地球の進化:地球と生命の歴史(2) | 地球と生命が互いに影響を及ぼしながら進化した歴史とは?(古生代~現在) |
15 | 後半の復習 | 後半の講義内容を振り返ると共に、全体の確認と復習を行う |
地震・火山等の身近な地質現象や地球の歴史と環境について理解し、地球という惑星の特徴を説明できる。
評価は定期試験 (70%) および各回に行う小テスト (30%) により行う。なお、欠席は減点する。
【授業時間外に必要な学習時間:合計60 時間 ( 予習復習を各2 時間)】
初回までに中学・高校理科の基礎をもう一度復習しておくこと。また、各回について予習・復習を行い ( 特に講義で配布した資料および教科書の関連箇所の復習は必ず行うこと)、前回までの講義内容をよく理解したうえで新しい内容の講義に臨むこと。教科書は必ず購入し、内容の理解や復習に活用すること。
なし
地学実験
学生からの質問・コメントの中で特色あるものや重要なものは、Google classroom にて回答と共に紹介する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 二訂版 ニューステージ地学図表 | 浜島書店 | |
参考書 | 地球学入門 第2 版 惑星地球と大気・海洋のシステム | 酒井治孝 | 大学出版部協会 |
参考書 | 新しい高校地学の教科書 | 杵島正洋、松本直記、左巻健男 | 講談社 |