| 英文名 | Introduction to Bioscience Ⅰ | |
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| 科目概要 | 生物科学科 １年 ３群科目 必修 ２単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ | |
| 科目責任者 | 松尾 拓哉、松田 知己 | |
| 担当者 | 松尾 拓哉、 松田 知己 | |
| 備考 | 科目ナンバリング：SB301-Bi11 | |
| 科目 | 教科に関する専門的事項（中・高 理科） |
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| 施行規則に定める科目区分 |
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生物学は新しい学問領域に入りつつあり，学習や記憶などの高次生命現象も分子レベルで解明されようとしている。生物科学入門Ⅰでは，生命現象を理解するため，これまでの生物学の基礎的な内容を学習するとともに，これからの新しい生物学に必要な基本的な知識について修得する。
細胞は遺伝子であるDNA やタンパク質などの分子が集合し，生物としての機能を営む１つの単位となる。本講義の前半では，生物体を構成する細胞について学習し，さらにタンパク質と生物体の機能などについて学ぶ。後半では，生命現象の根幹をなす遺伝情報とその発現について学習する。【キーワード：細胞，DNA，RNA，タンパク質，遺伝子発現】
板書を多用する講義を行う。必要に応じて，学生の理解を深めるため，講義内容を図示したプリントを配布し，パワーポイントによる講義内容の復習を行う。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 細胞とは | 細胞小器官，光学顕微鏡，電子顕微鏡，細胞分画法，培養細胞について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 2 | 細胞の化学成分（１） | 化学結合，水の性質について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 3 | 細胞の化学成分（２） | 糖，脂質について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 4 | 細胞の化学成分（３） | アミノ酸について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 5 | タンパク質の構造と機能（１） | タンパク質の階層的構造について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 6 | タンパク質の構造と機能（２） | 酵素について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 7 | タンパク質の構造と機能（３） | タンパク質解析法について学ぶ。 | 松田 知己 |
| 8 | 遺伝（１） | 遺伝について学び、遺伝の概念を理解する。 | 松尾 拓哉 |
| 9 | 遺伝（２） | 遺伝子の実体がDNA であることの実験的証明について学ぶ。 | 松尾 拓哉 |
| 10 | 核酸 | DNAやRNAの構造について学ぶ。 | 松尾 拓哉 |
| 11 | セントラルドグマ（１） | DNA の複製機構について分子レベルで学ぶ。 | 松尾 拓哉 |
| 12 | セントラルドグマ（２） | 原核生物と真核生物の転写の機構を分子レベルで学び、共通点・相違点を理解する。 | 松尾 拓哉 |
| 13 | セントラルドグマ（３） | 翻訳の機構について分子レベルで学ぶ。 | 松尾 拓哉 |
| 14 | 植物の遺伝子発現 | 植物細胞特有のオルガネラの遺伝子発現について学ぶ。 | 松尾 拓哉 |
| 15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 松尾 拓哉 松田 知己 |
生物学の基礎的な知識の習得を目標とする。
期末に実施する試験で評価する（100%）。
【授業時間外に必要な学習時間：合計60 時間】
教科書の該当する項目を読んで予習するとともに，教科書，配布プリントや講義ノートを参考にして前の授業の内容を理解し，次回の講義に備える。
該当教員なし
なし
毎回の講義後に教科書の章末の確認問題を解き，ウェブサイトに掲載されている解答を確認すること。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | ビギナーズ生物学 | 太田安隆・高松信彦 | 化学同人 |
| 参考書 | 遺伝暗号のナゾにいどむ | 岡田吉美 | 岩波ジュニア新書 |
| 参考書 | 細胞の分子生物学 日本語版 第6版 もしくは Molecular Biology of the cell 7th edition | Bruce Alberts 他 | ニュートンプレス W.W.NORTON & CO. |