英文名 | Physics Ⅲ | |
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科目概要 | 化学科 2年 2群科目 選択 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ 生物科学科 2年 2群科目 選択 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ | |
科目責任者 | 猿渡 茂 | |
担当者 | 猿渡 茂 | |
備考 | 科目ナンバリング:SC201-Ph20 科目ナンバリング:SB201-Ph21 |
自然現象を物理科学の概念により理解し、考察する力を身につける。
また、分子構造・分子運動の基本である” 量子” の概念を理解するための基礎を学ぶ。
基礎物理学Ⅰで学んだ『質点の力学』を前提として、高校物理にあって未習の部分を補完するとともに、剛体の力学、連続体の力学について基本概念を講義する。
適宜、授業時間内に演習問題を課し、章末問題等をレポート課題として提出してもらうことにより理解度を深める。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 2 次元の運動 | 等速円運動、相対速度、相対加速度 | 猿渡 茂 |
2 | 円運動とニュートンの法則 | 非慣性系、遠心力 | 猿渡 茂 |
3 | 振動運動 | ばね、単振り子、単調和振動の方程式 | 猿渡 茂 |
4 | 仕事とエネルギー | 変化する力がする仕事、仕事-エネルギー定理 | 猿渡 茂 |
5 | ポテンシャルエネルギー(1) | 保存力と非保存力、ポテンシャルエネルギー-座標曲線 | 猿渡 茂 |
6 | ポテンシャルエネルギー(2) | 電気双極子、分子間力のポテンシャル、エネルギーの量子化 | 猿渡 茂 |
7 | 運動量と衝突 | 力積-運動量定理、運動量保存則、質量中心、2 体問題 | 猿渡 茂 |
8 | 固定軸のまわりの剛体の回転(1) | 角速度、角加速度、回転運動エネルギー | 猿渡 茂 |
9 | 固定軸のまわりの剛体の回転(2) | 慣性モーメント、トルク(力のモーメント) | 猿渡 茂 |
10 | 固定軸のまわりの剛体の回転(3) | 回転の運動方程式 | 猿渡 茂 |
11 | 剛体の平面運動(1) | 剛体の転がり運動、ベクトル積 | 猿渡 茂 |
12 | 剛体の平面運動(2) | ベクトル積によるトルク、角運動量 | 猿渡 茂 |
13 | 剛体の平面運動(3) | 角運動量保存則、角運動量の量子化 | 猿渡 茂 |
14 | 連続体の力学 | 弾性率、浮力、ベルヌーイの定理、空気抵抗 | 猿渡 茂 |
15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 猿渡 茂 |
力学の基本法則をベクトルや微積分を用いて正しく記述でき、個々の事例に応用できるようになる。
演習課題とレポート(30%)及び定期試験により総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:大学設置基準により1 コマあたり4 時間の講義時間外学習が要請されています。】
1 年次「基礎物理学I」(質点の力学)の基本的内容や計算技法を理解していることが望まれる。よく復習しておいてほしい。
(なし)
基礎物理学Ⅰ、物理化学Ⅱ、量子化学Ⅰ
次回の講義時に演習課題・レポート課題の解説を行い講評をフィードバックする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 科学者と技術者のための物理学Ia | R・A・サーウェイ | 学術図書出版社 |
参考書 | 科学者と技術者のための物理学Ib | R・A・サーウェイ | 学術図書出版社 |
参考書 | そこが知りたい物理学 | 大塚 徳勝 | 共立出版 |
参考書 | アトキンス 物理化学 第10版(下) | Peter Atkins, Julio de Paul | 東京化学同人 |