Web Syllabus(講義概要)
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現代化学Ⅰ
英文名Modern Chemistry Ⅰ
科目概要生物科学科 2年 2群科目 選択 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ
科目責任者神谷 昌宏
担当者神谷 昌宏
備考科目ナンバリング:SB201-Ch21

授業の目的

大学で学ぶ基礎化学水準の知識をもとに身近な化学物質を俯瞰し、人間が外界から情報を得る手段である五感に化学物質がどのように作用するかを整理する。また、現代社会を支える多様な化学物質について、人工・天然の二元論的思考から脱却した科学的な解釈を学び、現代化学に対する論理的な思考方法を身に着けることを目的とする。

DPとの関連

SG1SG2SG3SB1SB3

教育内容

前半では化学物質の基本的性質に関する考え方とその性質が五感に対してどのように作用するかを、後半では代表的な化学物質の現代社会での役割、環境への影響およびその循環について学習する。前半・後半ともに基礎化学および基礎化学実験の学習内容に関連付けて解説する。

教育方法

PowerPoint を使用して講義を行う。補足資料、リアクションペーパー、テストを講義中に配布し、講義内容に対する疑問点の整理および理解度の確認を行う。

授業内容

項目内容担当者
1序論本講義内容の概要説明、基礎事項の確認神谷 昌宏
2嗅覚嗅細胞、化学物質の揮発性、沸点、蒸気圧、酢酸エステルの合成と加水分解神谷 昌宏
3視覚視細胞、光、電磁波の種類、化学物質の色(補色)、励起、発光、金属錯体の合成と光の作用神谷 昌宏
4味覚味細胞、物質の溶解、濃度、人工甘味料、うま味、ミラクルフルーツ神谷 昌宏
5五感聴覚、触覚、反応エンタルピー、イオン化傾向、化学物質の五感に対する作用に関するまとめ神谷 昌宏
6前半のまとめ第1~第5回までの講義内容に関するテスト神谷 昌宏
7化石資源①石炭、石油、天然ガス、C1化学、プラスチック、炭素循環、メタン、メタン菌、酵素、畜産、地球温暖化神谷 昌宏
8化石資源②火力発電、酸性雨、炭酸、化学平衡、ポーリングの規則、pH、光合成、バイオマス、原子力発電、水素エネルギー神谷 昌宏
9肥料養分、植物の生育、ハーバー・ボッシュ法、オストワルト法、窒素固定、窒素循環、酸と塩基神谷 昌宏
10液晶物質の三態、結晶、原子・分子配列、偏光、ミクロ・マクロ、ディスプレイ神谷 昌宏
11フロン熱媒体、大気、オゾン、紫外線、化学物質の燃焼、エアロゾル神谷 昌宏
12洗剤界面活性剤、石鹸、シャンプー、リンス、親水性と疎水性、ミセル、牛乳神谷 昌宏
13化学物質代表的な化学物質の現代社会における役割、地球環境への影響とその循環に関するまとめ、天然と人工の考え方神谷 昌宏
14後半のまとめ第7~第13回までの講義内容に関するテスト神谷 昌宏
15全体のまとめ全体の確認と復習神谷 昌宏
No. 1
項目
序論
内容
本講義内容の概要説明、基礎事項の確認
担当者
神谷 昌宏
No. 2
項目
嗅覚
内容
嗅細胞、化学物質の揮発性、沸点、蒸気圧、酢酸エステルの合成と加水分解
担当者
神谷 昌宏
No. 3
項目
視覚
内容
視細胞、光、電磁波の種類、化学物質の色(補色)、励起、発光、金属錯体の合成と光の作用
担当者
神谷 昌宏
No. 4
項目
味覚
内容
味細胞、物質の溶解、濃度、人工甘味料、うま味、ミラクルフルーツ
担当者
神谷 昌宏
No. 5
項目
五感
内容
聴覚、触覚、反応エンタルピー、イオン化傾向、化学物質の五感に対する作用に関するまとめ
担当者
神谷 昌宏
No. 6
項目
前半のまとめ
内容
第1~第5回までの講義内容に関するテスト
担当者
神谷 昌宏
No. 7
項目
化石資源①
内容
石炭、石油、天然ガス、C1化学、プラスチック、炭素循環、メタン、メタン菌、酵素、畜産、地球温暖化
担当者
神谷 昌宏
No. 8
項目
化石資源②
内容
火力発電、酸性雨、炭酸、化学平衡、ポーリングの規則、pH、光合成、バイオマス、原子力発電、水素エネルギー
担当者
神谷 昌宏
No. 9
項目
肥料
内容
養分、植物の生育、ハーバー・ボッシュ法、オストワルト法、窒素固定、窒素循環、酸と塩基
担当者
神谷 昌宏
No. 10
項目
液晶
内容
物質の三態、結晶、原子・分子配列、偏光、ミクロ・マクロ、ディスプレイ
担当者
神谷 昌宏
No. 11
項目
フロン
内容
熱媒体、大気、オゾン、紫外線、化学物質の燃焼、エアロゾル
担当者
神谷 昌宏
No. 12
項目
洗剤
内容
界面活性剤、石鹸、シャンプー、リンス、親水性と疎水性、ミセル、牛乳
担当者
神谷 昌宏
No. 13
項目
化学物質
内容
代表的な化学物質の現代社会における役割、地球環境への影響とその循環に関するまとめ、天然と人工の考え方
担当者
神谷 昌宏
No. 14
項目
後半のまとめ
内容
第7~第13回までの講義内容に関するテスト
担当者
神谷 昌宏
No. 15
項目
全体のまとめ
内容
全体の確認と復習
担当者
神谷 昌宏

到達目標

代表的な化学物質の名称または構造からその化学物質の持つ性質を説明または推測でき、その化学物質の五感に対する作用と関連付けられる。身近な化学物質の現代社会における役割、環境への影響とその循環について、化学的知識をもとに論理的に思考できる。

評価基準

テスト(60%)+提出物(40%)から評価する。提出物は講義中に配布するリアクションペーパーから評価する。

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:1 コマあたり 4 時間】
予習:各回の内容に指定されたキーワードや範囲について予習し、疑問点を予め明確にしておく。
復習:講義、配布資料、リアクションペーパーの結果をもとに講義後に復習する。

実務経験のある教員情報

(なし)

関連科目

基礎化学I(1SB)、基礎化学II(1SB)、基礎化学実験(1SB)、機器分析学(2SB)、錯体化学(3SB)

その他

各講義で実施するリアクションペーパーのフィードバックを次回の講義中に行う。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書資料を配布する
参考書高校、大学で化学に関する学習に使用した教科書および参考書
教科書
署名
資料を配布する
著者・編者
発行所
参考書
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高校、大学で化学に関する学習に使用した教科書および参考書
著者・編者
発行所