英文名 | Developmental Biology Ⅱ | |
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科目概要 | 生物科学科 2年 3群科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ | |
科目責任者 | 渡邉 大介 | |
担当者 | 渡邉 大介 | |
備考 | 科目ナンバリング:SB301-BD22 |
科目 | 教科に関する専門的事項(中・高 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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複雑な生物の発生現象を分子のレベルから理解するために必要とされる基礎的な思考能力を習得すること。
生物の発生現象について分子レベルから解説するとともに、発生生物学の研究過程で実際に必要とされる研究手法や思考過程についても理解を深める。
実際の発生過程における細胞や分子の動態を理解するために、パワーポイントによる画像ならびに動画を用いた講義が中心となります。講義内で出された質問には積極的に答えるようにして下さい。適宜必要なプリントの配布を行います。
講義内容に限らず、疑問が生じた事項に関しては講義中ならびに講義時間外でも随時対応します。基本的に対面での講義としますが状況の変化によりオンライン講義等へ変更する場合は適宜連絡します。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 生物の位置づけ (対面) | 物質と生物、生物の特徴 生物の位置づけ、生物と環境 | 渡邉 大介 |
2 | 発生生物学の特徴 | 発生生物学の成り立ち、およびその特徴と意義 | 渡邉 大介 |
3 | 発生の基本過程 | 卵割と細胞分裂、細胞接着と接着構造、細胞系譜と発生運命 | 渡邉 大介 |
4 | 発生現象の解析 | 発生現象を解析するための手法ならびに各モデル生物の特徴 | 渡邉 大介 |
5 | 発生と遺伝子 I | 表現型と遺伝子型、突然変異と遺伝子、ゲノムの安定性と多様性、遺伝子の構造、遺伝子の改変、遺伝子の操作 | 渡邉 大介 |
6 | 発生と遺伝子 II | 表現型と遺伝子型、突然変異と遺伝子、ゲノムの安定性と多様性、遺伝子の構造、遺伝子の改変、遺伝子の操作 | 渡邉 大介 |
7 | 生殖細胞と体細胞 I | 生殖細胞と体細胞 各モデル動物における生殖細胞の形成機構 始原生殖細胞 性決定 精子形成 卵形成 | 渡邉 大介 |
8 | 生殖細胞と体細胞 II | 生殖細胞と体細胞 各モデル動物における生殖細胞の形成機構 始原生殖細胞 性決定 精子形成 卵形成 | 渡邉 大介 |
9 | 幹細胞の維持、増殖、分化 | 幹細胞の維持、増殖、分化を調節する分子機構 ES 細胞とiPS 細胞の誘導とその生物学的意味 | 渡邉 大介 |
10 | 発生における細胞の増殖、分化、死 | 細胞の増殖、分化、アポトーシスを調節する機構 | 渡邉 大介 |
11 | 発生を調節する機構 I | 発生を調節するリガンドとそのレセプター | 渡邉 大介 |
12 | 発生を調節する機構 II | エピジェネティックな遺伝子の発現制御 | 渡邉 大介 |
13 | 発生を調節する機構 III | 動物の発生におけるボディープランおよび器官形成における遺伝子発現調節とその階層性 | 渡邉 大介 |
14 | 最近の話題 | 新着論文ならびに最近の研究の話題 | 渡邉 大介 |
15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 渡邉 大介 |
生物の発生現象を知り、それらの事項を論理的に理解するための基礎的な能力を身につける。
生物や発生現象を理解するために必要とされる分子生物学的な知見や手法を身につける。
評価は講義内で提示された課題に対してのレポート(20%)ならびに定期試験(80%)の総合評価とする。授業への積極的な参加は加点対象となる。状況の変化等により定期試験が困難な場合は課題に対してのレポートを中心に評価を行います。
【授業時間外に必要な学習時間:1 コマあたり4 時間】
参考書ならびに事前に配布したプリントは講義の前に必ず目をとおし、その内容を把握する。講義中は講義に集中し、必用な点はメモを取る。講義終了後はその日のうちに講義内容ならびにメモやプリントを整理し、各自で講義ノートを作成する。
(なし)
(なし)
講義中に出した課題やレポートに対しての見解は次回の講義内で解説します。 講義中および講義時間外での積極的な質問を歓迎します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | Developmental Biology 10th, 11th 12th 13th Ed. | Gilbert SF | SINAUER |
参考書 | その他講義において紹介する |