Web Syllabus(講義概要)
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発生工学
英文名Developmental Biotechnology
科目概要生物科学科 3年 3群科目 必修 2単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ
科目責任者木村 透
担当者木村 透
備考科目ナンバリング:SB301-BD31

授業の目的

マウスの胚操作や体細胞の初期化といった発生工学や生殖工学の技術、幹細胞や生殖細胞の基本について理解する。これらの技術が基礎生物学や基礎医学の研究だけでなく、生殖医療や再生医療、創薬へと展開していることを理解する。

DPとの関連

SG2SG3SB2SB3

教育内容

発生工学や生殖工学、幹細胞や生殖細胞における話題を、古典的な論文から最新の知見まで講義する。また、こういった技術が研究だけにとどまらず、社会的に大きな影響力をもつことを講義する。

教育方法

教科書とパワーポイントを用いて講義形式で進める。毎回プリントを配布し、適宜プリントに記入しながら講義を進める。

授業内容

項目内容担当者
1イントロダクション幹細胞の概念、組織の幹細胞の同定方法について学ぶ。木村 透
2幹細胞システム(1)幹細胞からの分化機構について学ぶ。木村 透
3幹細胞システム(2)組織幹細胞システムの破綻と病態、試験管内における組織幹細胞の自己組織化について学ぶ。木村 透
4幹細胞システム(3)様々な多能性幹細胞について学ぶ。木村 透
5幹細胞システム(4)体細胞の初期化と再生医療について学ぶ。木村 透
6発生工学技術の基礎(1)トランスジェニックマウスについて学ぶ。木村 透
7発生工学技術の基礎(2)ウイルスベクターについて学ぶ。木村 透
8前半のまとめ前半の確認と復習木村 透
9発生工学技術の基礎(3)ノックアウトマウスについて学ぶ。木村 透
10発生工学技術の基礎(4)コンディショナルノックアウトマウス、ノックインマウスについて学ぶ。木村 透
11発生工学技術の基礎(5)細胞系譜の解析、コンディショナルな遺伝子発現について学ぶ。木村 透
12発生工学技術の基礎(6)ZFP、TALEN、CRISPR/Cas9 について学ぶ。木村 透
13生殖サイクルの発生と分化(1)生殖系列への運命づけ、精子形成、卵形成について学ぶ。木村 透
14生殖サイクルの発生と分化(2)生殖サイクルにおけるエピゲノム動態について学ぶ。木村 透
15まとめ全体の確認と復習木村 透
No. 1
項目
イントロダクション
内容
幹細胞の概念、組織の幹細胞の同定方法について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 2
項目
幹細胞システム(1)
内容
幹細胞からの分化機構について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 3
項目
幹細胞システム(2)
内容
組織幹細胞システムの破綻と病態、試験管内における組織幹細胞の自己組織化について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 4
項目
幹細胞システム(3)
内容
様々な多能性幹細胞について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 5
項目
幹細胞システム(4)
内容
体細胞の初期化と再生医療について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 6
項目
発生工学技術の基礎(1)
内容
トランスジェニックマウスについて学ぶ。
担当者
木村 透
No. 7
項目
発生工学技術の基礎(2)
内容
ウイルスベクターについて学ぶ。
担当者
木村 透
No. 8
項目
前半のまとめ
内容
前半の確認と復習
担当者
木村 透
No. 9
項目
発生工学技術の基礎(3)
内容
ノックアウトマウスについて学ぶ。
担当者
木村 透
No. 10
項目
発生工学技術の基礎(4)
内容
コンディショナルノックアウトマウス、ノックインマウスについて学ぶ。
担当者
木村 透
No. 11
項目
発生工学技術の基礎(5)
内容
細胞系譜の解析、コンディショナルな遺伝子発現について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 12
項目
発生工学技術の基礎(6)
内容
ZFP、TALEN、CRISPR/Cas9 について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 13
項目
生殖サイクルの発生と分化(1)
内容
生殖系列への運命づけ、精子形成、卵形成について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 14
項目
生殖サイクルの発生と分化(2)
内容
生殖サイクルにおけるエピゲノム動態について学ぶ。
担当者
木村 透
No. 15
項目
まとめ
内容
全体の確認と復習
担当者
木村 透

到達目標

発生現象や発生工学について、論理的に説明できる。それと同時に、倫理面を含めて、生命科学が社会に与える影響について考察し説明・討議できる。

評価基準

中間試験(50 点)と定期試験(50 点)により評価する。発生工学の手法とその生命科学への応用について論理的に説明できること。

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:予習・復習に合計60 時間】
予習:参考書の該当する箇所に簡単に目を通しておくこと。復習:各講義で学習した内容について、配布プリントと参考書を参考にして、簡単にまとめておくこと。

実務経験のある教員情報

該当教員なし

関連科目

分子発生学実験Ⅱ

その他

中間試験と本試験の後、クラスルームで講評を行う。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書ギルバート発生生物学第2版Scott Gilbert
(監訳 阿形清和、高橋淑子)
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書ウォルパート発生生物学 第4版Wolpert & Tickle
(監訳 武田洋幸、田村宏治)
メディカル・サイエンス・インターナショナル
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
ギルバート発生生物学第2版
著者・編者
Scott Gilbert
(監訳 阿形清和、高橋淑子)
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書
署名
ウォルパート発生生物学 第4版
著者・編者
Wolpert & Tickle
(監訳 武田洋幸、田村宏治)
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル