英文名 | Experiments in Biotechnology | |
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科目概要 | 生物科学科 3年 3群科目 必修 1単位 前期 30 コマ 実習 | |
科目責任者 | 松尾 拓哉 | |
担当者 | 松尾 拓哉、 伊藤 道彦、 田村 啓、 塚本 大輔 | |
備考 | 科目ナンバリング:SB303-BM33 |
科目 | 教科に関する専門的事項(中・高 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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遺伝子工学的手法による遺伝子の解析技術の基礎を修得することを目標とする。
遺伝子の単離と解析を中心に実習し, バイオインフォマティクス解析を取り入れた分子生物学的な遺伝子工学の基礎を学ぶ。加えて,本実習における遺伝子の多型に関する解析結果に基づいて,集団遺伝学の考え方を学ぶ。【キーワード:1塩基多型(SNP),制限酵素断片長多型(RFLP),シークエンス解析】
配布した実習書に基づいて教員が実験内容・操作を説明後,グループに分かれて実験を行う。教員およびTA が,必要に応じて実験の指導を行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 回~ 4 回 | PCR - RFLP 解析 | 口腔内細胞よりゲノムDNA を抽出し,ALDH2 遺伝子領域に特異的なプライマーを用いてPCR によりALDH2 遺伝子断片を増幅する。増幅したALDH2 遺伝子断片を制限酵素で切断し,アガロースゲル電気泳動によりSNP 解析を行う。 | 松尾 拓哉 伊藤 道彦 田村 啓 塚本 大輔 |
5 回~ 7 回 | ダイレクトシークエンス解析 | ゲノミックPCR により増幅したALDH2 遺伝子断片を精製し,ジデオキシ法によるシークエンス解析を行う。 | 松尾 拓哉 伊藤 道彦 田村 啓 塚本 大輔 |
8 回~ 9 回 | バイオインフォマティクス解析 | シークエンス解析で得られた塩基配列やデータベースに登録された塩基配列を用いて, 最新のウェブツール等を利用した遺伝子解析の基本技術を学習し,ウェットとドライの融合研究を学ぶ。 | 松尾 拓哉 伊藤 道彦 田村 啓 塚本 大輔 |
10 回 | まとめ | 実習中の講義や実験で学んだ内容に関する試験と解説を行う。 | 松尾 拓哉 伊藤 道彦 田村 啓 塚本 大輔 |
遺伝子組換え技術を十分に習得し,実験で得た結果の解析にバイオインフォマティクスを用いることができるようになることを目標とする。
レポート,実習状況,オンライン課題および実習終了時の試験により総合的に評価する(100%)。
【授業時間外に必要な学習時間:予習30 分・復習60 分】
予め実習書をよく読んで,実習に臨むこと。各課題毎に実習書を参照しながら,実験結果をまとめ,結果を考察してレポートを作成することにより,実験内容・原理を復習し,理解を深めること。
該当教員なし
分子生物学,遺伝子工学
実習終了時の試験の後に解説を行う。実習中も教員・TA が学生からの質問に適宜対応する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストを配布する。 | ||
参考書 | (なし) |