Web Syllabus(講義概要)
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分子発生学実験Ⅱ
英文名Experiments in Developmental Biology Ⅱ (Laboratory)
科目概要生物科学科 3年 3群科目 必修 1単位 前期 30 コマ 実習
科目責任者木村 透
担当者木村 透関田 洋一渡邉 大介井上 新哉
備考科目ナンバリング:SB303-BD33

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する専門的事項(中・高 理科)
施行規則に定める科目区分
  • 生物学実験(「コンピュータ活用を含む。」)

授業の目的

研究に関する倫理や法律について理解する。発生工学的手法、ゲノム解析法、幹細胞システムや生殖細胞の発生の理解を深める。また、研究テーマを自ら立案し、発表・討議を行う能力を身に着ける。

DPとの関連

SG2SG3SB2SB3

教育内容

研究倫理、研究者行動規範、研究活動における不正行為への対応、動物実験や組換え実験、薬品の取り扱いについての考え方と法律を説明する。マウス胚性幹細胞(ES 細胞)を用いた実験、受精卵への胚操作、ゲノム解析を行うことで、ゲノム編集などの発生工学的手法やそれらの手法の発生生物学への応用を教示する。各自の発表を通して、効果的な発表方法、質問や質問に対する対応方法を教示する。

教育方法

実習書・パワーポイント・配布資料を用いて、実習の目的・背景・方法を説明し、実際の手技を見学させる。その後、各個人(ゲノム解析とゲノム編集、奇形腫の観察)、または、数名のグループ(ES 細胞の培養)で実習を行う。また、数名のグループで、研究テーマを立案し、全員の前で発表し、その後、討論を行う。

授業内容

項目内容担当者
1 回~ 1 回研究倫理教育研究倫理、研究者行動規範、研究活動における不正行為への対応について学習する。動物実験や組換え実験、薬品の取り扱いについての考え方と法律を学習する。木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
2 回~ 5 回多能性幹細胞の未分化性維持培養細胞を扱うための無菌操作を習得する。マウス胚性幹細胞(ES 細胞)を用いた実験を行うことで、成体を用いない発生生物学の研究手法を学習し、多能性幹細胞における未分化性の維持機構を理解する。木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
2 回~ 5 回多能性幹細胞からの分化ES 細胞から胚様体(embryoid body)を形成させる実験を行う。また、奇形腫(テラトーマ)を観察することで、多能性幹細胞からの分化を理解する。木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
5 回~ 6 回受精卵を用いた胚操作受精卵へRNA を導入することで、発生工学的な手法を学習する。また、遺伝子導入方法や遺伝子改変方法を学習する。木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
7 回~ 8 回ゲノム解析のゲノム編集パソコンを用いて、ゲノム解析とゲノム編集の基本を学習する。木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
9 回~ 10 回研究テーマの立案・発表・討論自分自身で研究テーマを立案し、それを発表し、討論することで、研究における能動性とコミュニケーションを学習する。木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
1 回~ 1 回
項目
研究倫理教育
内容
研究倫理、研究者行動規範、研究活動における不正行為への対応について学習する。動物実験や組換え実験、薬品の取り扱いについての考え方と法律を学習する。
担当者
木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
2 回~ 5 回
項目
多能性幹細胞の未分化性維持
内容
培養細胞を扱うための無菌操作を習得する。マウス胚性幹細胞(ES 細胞)を用いた実験を行うことで、成体を用いない発生生物学の研究手法を学習し、多能性幹細胞における未分化性の維持機構を理解する。
担当者
木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
2 回~ 5 回
項目
多能性幹細胞からの分化
内容
ES 細胞から胚様体(embryoid body)を形成させる実験を行う。また、奇形腫(テラトーマ)を観察することで、多能性幹細胞からの分化を理解する。
担当者
木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
5 回~ 6 回
項目
受精卵を用いた胚操作
内容
受精卵へRNA を導入することで、発生工学的な手法を学習する。また、遺伝子導入方法や遺伝子改変方法を学習する。
担当者
木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
7 回~ 8 回
項目
ゲノム解析のゲノム編集
内容
パソコンを用いて、ゲノム解析とゲノム編集の基本を学習する。
担当者
木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉
9 回~ 10 回
項目
研究テーマの立案・発表・討論
内容
自分自身で研究テーマを立案し、それを発表し、討論することで、研究における能動性とコミュニケーションを学習する。
担当者
木村 透
関田 洋一
渡邉 大介
井上 新哉

到達目標

研究に関する倫理や法律を理解する。発生工学やゲノム解析、細胞培養の手法を実施できるようになる。遺伝子操作を施した細胞を観察することで、遺伝子型と表現型との対応および遺伝子の機能を説明できるようになる。自らの考えを発表し、討論できるようになる。

評価基準

各実習項目のレポートから評価する(100%)。実習への積極的な取り組みは加点対象とする。欠席は減点する。

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:―】
予習:あらかじめ配布した実習書を読んでおくこと。復習:配布資料、教科書、実習書を相互に参照しながら、講義で出された課題と実習書に記載した課題について調べて、レポートを仕上げる。

実務経験のある教員情報

該当教員なし

関連科目

(なし)

その他

レポート課題について、教員が採点しコメントを付けて返却する。実験操作やレポート課題についての学生からの質問には、教員・TA が適宜対応する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書ギルバート発生生物学 第2版Scott GilbertScott Gilbert
(監訳 阿形清和、高橋淑子)
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書ウォルパート発生生物学 第4 版Wolpert & Tickle
(監訳 武田洋幸、田村宏治)
メディカル・サイエンス・インターナショナル
教科書
署名
ギルバート発生生物学 第2版Scott Gilbert
著者・編者
Scott Gilbert
(監訳 阿形清和、高橋淑子)
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書
署名
ウォルパート発生生物学 第4 版
著者・編者
Wolpert & Tickle
(監訳 武田洋幸、田村宏治)
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル