| 英文名 | Biochemistry Ⅰ | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 物理学科 ２年 ３群科目 B選択 ２単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ 化学科 ２年 ３群科目 必修 ２単位 後期 15 コマ 講義 週1コマ | |
| 科目責任者 | 兒玉 公一郎 | |
| 担当者 | 兒玉 公一郎 | |
| 備考 | 科目ナンバリング：SP301-Ch23 科目ナンバリング：SC301-CB21 | |
| 科目 | 教科に関する専門的事項（中・高 理科） |
|---|---|
| 施行規則に定める科目区分 |
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生命現象における水やアミノ酸、タンパク質、糖質、脂質、複合糖質等（核酸を除く）の生体成分が担う役割を、それらの構造や性質に基づいて考察し理解を深める。さらに、酵素反応や生体膜の構造と機能を解説し、基本的な生命活動の成り立ちについての理解を深める。
生体を構成する成分の構造と性質および生体内での働きを解説する。あわせて酵素と生体膜についても触れ、生命活動の基礎的なメカニズムについて理解を深める。
パワーポイントを利用して講義を進行する。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | イントロダクション | 講義概要説明、生化学の基礎知識 | 兒玉 公一郎 |
| 2 | 水の構造 | 水の異常性、水素結合、疎水性相互作用 | 兒玉 公一郎 |
| 3 | 弱酸の解離 | 解離定数、pH、ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式、緩衝液 | 兒玉 公一郎 |
| 4 | アミノ酸 | 異性体、不斉炭素原子、フィッシャー投影式、側鎖の性質、等電点 | 兒玉 公一郎 |
| 5 | タンパク質（１） | タンパク質についての概論 | 兒玉 公一郎 |
| 6 | タンパク質（２） | タンパク質の精製、精製方法と分析方法 | 兒玉 公一郎 |
| 7 | タンパク質（３） | 一次構造の決定方法（断片化と重ね合わせ） | 兒玉 公一郎 |
| 8 | タンパク質（４） | ペプチド結合の共鳴構造、αヘリックス・β構造、ラマチャンドランプロット | 兒玉 公一郎 |
| 9 | タンパク質（５） | 球状タンパク質、繊維状タンパク質、高次構造と機能 | 兒玉 公一郎 |
| 10 | 酵素（１） | 酵素の一般的性質 | 兒玉 公一郎 |
| 11 | 酵素（２） | 反応速度論：ミカエリス‐ メンテンの式、酵素の阻害 | 兒玉 公一郎 |
| 12 | 酵素（３） | 補酵素とビタミン | 兒玉 公一郎 |
| 13 | 糖質 | 糖質および複合糖質について 性質と機能 | 兒玉 公一郎 |
| 14 | 脂質と生体膜 | 脂質について 性質と機能 膜輸送とシグナル伝達 | 兒玉 公一郎 |
| 15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 兒玉 公一郎 |
生命現象を支える水の役割を説明できる。アミノ酸、タンパク質、糖質、脂質、複合糖質の構造や性質を理解し、それらの生体内における機能を説明できる。酵素反応の基本事項を学習し、生体内で起きる様々な化学反応が理解できる。
生体膜の構造と機能を理解し、生命活動を維持するための仕組みが考察できる。
期末試験の結果によって評価する（100%）。
【授業時間外に必要な学習時間：1 回あたり4 時間（合計60 時間）】
講義終了時、当日の復習および次回の予習を、配布資料や教科書を利用してそれぞれ2 時間程度の学習で出来るように講義内容を箇条で要約したプリントを配布する。
該当教員なし
生物化学、有機化学、物理化学、天然物化学
・講義の終わりに、理解度を確認する問題演習を行う。
・講義に関する詳細は、googleclassroom上で告知する。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | ホートン 生化学 第5 版 | Horton 他 （鈴木紘一 他監訳） | 東京化学同人 |
| 参考書 | (なし) |