英文名 | Inorganic Chemistry(Laboratory) | |
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科目概要 | 化学科 2年 3群科目 必修 2単位 前期 60 コマ 実習 | |
科目責任者 | 弓削 秀隆 | |
担当者 | 弓削 秀隆、 梶山 和政、 犬井 洋、 神谷 昌宏、 瀧本 和誉、 田内 大喜 | |
備考 | 科目ナンバリング:SC303-CI23 |
科目 | 教科に関する専門的事項(中・高 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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基礎的な化学実験の操作法、合成手法、分析同定法を実技を通して体得し、周期表の各元素の性質を基にして、物質を操るための専門基礎的な実践力を養成することを目的とする。
道具作りとしてのガラス細工から無機化合物の合成と精製、各種分析を通じて、化学実験の原理と技術を総合的に理解し、身につける。
無機化学の基本的な現象を実験を通じて、実際に体験、観察する。同時に化学実験の基本操作法や技術を、教科書を用いて原理を確認しながら身につける。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 実験講義・準備 | 実験についての注意、グループ分け、安全教育を行う。 実験の概要と基本原理を解説する。 器具の点検、洗浄などの準備をする。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
2 | ガラス細工 | 伸ばす、切る、つなぐなどの基本操作とガラス玉、ピペット、T 字管を作成する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
3 | 光学活性錯体の合成と旋光性 | 光学活性なコバルト錯体を合成、光学分割し、旋光度を測定する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
4 | 酸化還元 | モール塩を合成し、電位差滴定によって鉄を定量分析する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
5 | 多核錯体の合成と定量分析への利用 | モリブデン酸の縮合したポリオキソメタラートを合成し、比色法によるリンの定量分析を行う。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
6 | 非ベンゼン系芳香族化合物・フェロセンの合成 | 有機遷移元素化合物であるフェロセンを合成し、可逆に酸化還元反応を起こしうることを確認する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
7 | ニッケル錯体触媒を用いたクロスカップリング反応 | ニッケル錯体触媒を合成し、芳香族ボロン酸とハロゲン化芳香族を用いたクロスカップリング反応を行う。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
8 | まとめ | 実験を通して学んだ基礎事項、観察結果、体得した実験技法についての確認を行う。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 犬井 洋 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
合成と分析の実験技術を十分に習得し、通常の化学実験が自力で行えること。
予習状況、実験時間中の参加状況、試問への対応(66%)、期末試験(24%)、実習マニュアルへの記録状況(10%)により総合的に評価する。欠席、遅刻、早退は減点する。
【授業時間外に必要な学習時間:―】
実習書をもとに実験の流れを把握しておくこと。不明な物質、器具については予めWeb や「化学辞典」等により調べておくこと。実験終了後、実習マニュアルの指示に従ってデータを整理し、実験の手順、操作の意義を再度、整理確認する。
該当教員なし
無機化学Ⅰ、無機化学Ⅱ、分子構築学、無機化学演習
配布する実験マニュアルは、あくまで実験のガイドラインであり、マニュアルを参考にして教科書、各種実験書などの文献で調べること。各実験種目ごとに教員とTA が指導にあたるので、不明な点は遠慮なく質問してもらいたい。技術を要する種目(ガラス細工など)については動画を公開するので、各自技術の体得のために利用して欲しい。採点後の実験マニュアルは返却する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (無機・分析化学実験テキスト) | ||
教科書 | 実験を安全に行うために 第8 版 | 化学同人編集部 編 | 化学同人 |
教科書 | 続・実験を安全に行うために 第4 版 | 化学同人編集部 編 | 化学同人 |
教科書 | シュライバー・アトキンス 無機化学 第6 版上・下 | D.F. シュライバー、P.W. アトキンス他 | 東京化学同人 |
参考書 | (なし) |