Web Syllabus(講義概要)
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機器分析学演習
英文名Exercises in Practical Molecular Spectroscopy
科目概要化学科 3年 3群科目 必修 1単位 前期 8 コマ 演習 週1コマ
科目責任者犬井 洋
担当者犬井 洋
備考科目ナンバリング:SC302-CA31

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する専門的事項(中・高 理科)
施行規則に定める科目区分
  • 化学

授業の目的

混合物を分離・定量する技術、得られた化合物の構造を調べる同定技術には様々な分析機器が利用されている。この科目では、2 年生で履修した機器分析学の復習と演習を通して、各機器によって得られるデータの理解を深めることを目的とする。

DPとの関連

SG1SC1

教育内容

分離精製技術としてよく用いられるクロマトグラフィー(GC, HPLC)の原理、装置の構成、解析方法などを解説し、機器分析学で学んだ紫外可視分光法(UV-Vis)、赤外分光法(IR)、核磁気共鳴分光法(NMR)、質量分析法(MS)と併せて演習を行う。

教育方法

第1~3回目までは配布資料を用いて板書により講義を進め、その後小テストを行う。第4回目以降は主に教科書、配布資料、動画を参考にしながら構造解析の演習問題を解いてもらい、その後板書にて解説を行う。

授業内容

項目内容担当者
1序論、クロマトグラフィー (1)目的と概要、機器分析学の学習内容の復習、クロマトグラフィーの原理、保持時間、分配係数について学ぶ。犬井 洋
2クロマトグラフィー (2)理論段数、理論段高さ、van Deemter の式、分離係数、分離度について学ぶ。犬井 洋
3クロマトグラフィー (3)ガスクロマトグラフィー(GC)と高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の原理と装置、定量分析、検量線について学び、関連する問題演習を行う。犬井 洋
4問題演習UV-Vis スペクトルおよびクロマトグラフィーを用いた反応の追跡・定量に関する問題演習と解説を行う。犬井 洋
5問題演習NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。犬井 洋
6問題演習NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。犬井 洋
7問題演習NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。犬井 洋
8問題演習、まとめNMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。犬井 洋
No. 1
項目
序論、クロマトグラフィー (1)
内容
目的と概要、機器分析学の学習内容の復習、クロマトグラフィーの原理、保持時間、分配係数について学ぶ。
担当者
犬井 洋
No. 2
項目
クロマトグラフィー (2)
内容
理論段数、理論段高さ、van Deemter の式、分離係数、分離度について学ぶ。
担当者
犬井 洋
No. 3
項目
クロマトグラフィー (3)
内容
ガスクロマトグラフィー(GC)と高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の原理と装置、定量分析、検量線について学び、関連する問題演習を行う。
担当者
犬井 洋
No. 4
項目
問題演習
内容
UV-Vis スペクトルおよびクロマトグラフィーを用いた反応の追跡・定量に関する問題演習と解説を行う。
担当者
犬井 洋
No. 5
項目
問題演習
内容
NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。
担当者
犬井 洋
No. 6
項目
問題演習
内容
NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。
担当者
犬井 洋
No. 7
項目
問題演習
内容
NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。
担当者
犬井 洋
No. 8
項目
問題演習、まとめ
内容
NMR, IR, MS スペクトルによる構造決定に関する問題演習と解説を行う。
担当者
犬井 洋

到達目標

演習問題を通してクロマトグラフィーにおける分離原理や定量法を理解できるようになる。また、各種機器分析法により得られるスペクトルデータを総合的に解釈し、有機化合物の構造決定ができるようになる。

評価基準

期末試験(100%)により評価する。なお、欠席・遅刻は減点する。

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:合計32 時間】
配布資料と講義内容をもとにオリジナルノートを作成することを強く勧める。その際、毎回の演習問題を必ず復習し、計算方法や解析過程の整理・理解に努めること。このノートは期末試験に持ち込むことができ、その質が得点に影響を与えるはずである。また、機器分析学(2 年次配当科目)の復習をしておく必要もある。

実務経験のある教員情報

該当教員無し

関連科目

機器分析学、機器分析実践演習、有機化学実験

その他

小テストは採点して次回の講義で返却する。その際、解答や考え方を示す。期末試験についてはGoogle Classroom に講評を掲載する。この科目で登場する分析機器は、卒業研究を進めるうえで実際に使用していくものであることを強く意識して欲しい。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書有機化合物のスペクトルによる同定法Silverstein 他東京化学同人
参考書(なし)
教科書
署名
有機化合物のスペクトルによる同定法
著者・編者
Silverstein 他
発行所
東京化学同人
参考書
署名
著者・編者
発行所