英文名 | Excercises in Inorganic Chemistry | |
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科目概要 | 化学科 3年 3群科目 必修 2単位 後期 15 コマ 演習 週1コマ | |
科目責任者 | 弓削 秀隆 | |
担当者 | 弓削 秀隆、 梶山 和政、 神谷 昌宏、 瀧本 和誉 | |
備考 | 科目ナンバリング:SC302-CI31 |
科目 | 教科に関する専門的事項(中・高 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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1,2年次で学習した無機化学、有機金属化学の基礎的事項について演習と解説を重ねることにより確実に身につける。
無機化学、有機金属化学の問題演習を少人数クラス編成で行う。
初回は無機化学の基礎事項について全体講義を行い、3 ~ 13 回は少人数クラスに分かれて問題演習を行う。演習の主体は反転授業とし、学生自身が2~3人の1組で割り当てられた問題をあらかじめ解き、授業内で解説する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 無機化学の概観(1) | 化学の中における無機化学の位置づけを概説する。 | 弓削 秀隆 |
2 | 無機化学の概観(2) | 演習で取り扱う課題の説明、プレゼンテーションについてのガイダンスを行う。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
3 | 分子構造 | ルイス構造、VSEPR 則について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
4 | 固体構造 | 充填構造、イオン結晶、格子エネルギーについて演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
5 | 酸と塩基 | ブレンステッドおよびルイスの酸塩基、HSAB 則、オキソ酸について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
6 | 酸化と還元 | ラチマー図、フロスト図、ネルンスト式について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
7 | 典型元素の化学(1) | s ブロック元素(1,2 族元素)について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
8 | 典型元素の化学(2) | p ブロック元素(13-17 族元素)について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
9 | 遷移元素の化学(1) | 結晶場理論について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
10 | 遷移元素の化学(2) | d ブロック元素(3-12 族元素)について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
11 | 有機金属化学(1) | 基本的な有機金属化合物の結合、構造、反応について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
12 | 有機金属化学(2) | 有機金属化合物の基本的反応について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
13 | 有機金属化学(3) | 有機金属触媒について演習する。 | 弓削 秀隆 梶山 和政 神谷 昌宏 瀧本 和誉 |
14 | 総復習と解説 | 3 ~ 13 回の少人数クラス演習を振り返る。 | 弓削 秀隆 |
15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 弓削 秀隆 |
無機化学、有機金属化学の基礎的事項を演習を通じて身につける。プレゼンテーションにより客観的な論理展開と解説ができるようになることを目的とする。
授業内での演習(60%)、期末試験(40%)により総合的に評価する。割り当てた問題の無解答、欠席は減点する。
【授業時間外に必要な学習時間:1 コマあたり4 時間】
配布された問題を教科書等を参考に事前に解答しておき(2 時間)、2~3人のグループで解答をすり合せる。授業内でのプレゼンテーションを行い、他の者は解説を聞いて確認後、復習すること(2 時間)。
該当教員なし
無機化学Ⅰ、無機化学Ⅱ、無機化学実験、分子構築学
各クラス共通の問題に取り組むので、自分のクラスの担当教員が不在の場合、問題についての質問は他の分担教員でも適宜対応する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 演習問題のプリントを配布する。 | ||
教科書 | シュライバー・アトキンス 無機化学 第6版 上・下 | D.F. シュライバー、 P.W. アトキンス他 | 東京化学同人 |
参考書 | 無機化学演習 大学院入試問題を中心に | 中沢 浩 他 | 東京化学同人 |