英文名 | Experiments in Physics (Lecture) | |
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科目概要 | 物理学科 2年 3群科目 必修 2単位 前期 15 コマ 演習 | |
科目責任者 | 稲田 妙子 | |
担当者 | 稲田 妙子 | |
備考 | 科目ナンバリング:SP303-PF26 |
2 年次以降の物理実験に必要な測定データの解析法、誤差論の基礎を習得する。また、研究倫理、研究者行動規範などを理解する。
測定データをもとに誤差解析を学び、基礎的なデータ解析法を身につける。Python による最小二乗法のプログラミング、測定データのグラフ化などを行う。また、研究の心得(研究倫理、安全の指針など)、実験結果のまとめ方、発表の仕方を学ぶ。
配布するテキストにそって講義を行い、その後各自、演習課題を行う。原則2コマ連続で行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | はじめに | 実験ノート、レポートの書き方、文献検索 | 稲田 妙子 |
2 | 実験(1) | 棒磁石の慣性モーメントの測定、ノギスの使い方 | 稲田 妙子 |
3 | 実験(2) | 地磁気の水平分力の測定 | 稲田 妙子 |
4 | 誤差論(1) | 系統誤差と偶然誤差、誤差関数 | 稲田 妙子 |
5 | 誤差論(2) | Gauss の誤差関数、平均値の標準偏差 | 稲田 妙子 |
6 | 誤差論(3) | 最確値の求め方、最小二乗法(1) | 稲田 妙子 |
7 | 誤差論(4) | 最小二乗法(2)、グラフを使った解析 | 稲田 妙子 |
8 | 誤差論(5) | 誤差伝播(1)、有効数字 | 稲田 妙子 |
9 | 誤差論(6) | 誤差伝播(2)、測定精度の高め方 | 稲田 妙子 |
10 | 研究の心得 | 研究倫理 | 稲田 妙子 |
11 | 実験の心得 | 安全への指針、発表の仕方 | 稲田 妙子 |
12 | Python によるプログラミング (1) | Python の基礎文法(1) | 稲田 妙子 |
13 | Python によるプログラミング (2) | Python の基礎文法(2) | 稲田 妙子 |
14 | Python によるプログラミング (3) | 最少二乗法のプログラミング、グラフ化 | 稲田 妙子 |
15 | まとめ | 全体の確認と復習 | 稲田 妙子 |
(1) 最小二乗法、誤差伝播、有効数字などを理解し、測定データの基本的な解析ができること。
(2) 物理実験の基礎と研究の心得を身につけること。
レポートにより評価を行う(100%)。なお、欠席は減点の対象とする。
【授業時間外に必要な学習時間:1回の講義に対し復習に4 時間程度】
講義内容を導出を含め説明できるように復習する。なお、講義中にすべての計算過程を明示することはしないため、数学の教科書などを参考に各自解くこと。
該当教員なし
物理学実験A、物理学実験B
レポート課題は、フィードバックとして講義内で解説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストを配布する | ||
参考書 | (なし) |