Web Syllabus(講義概要)
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天然物化学
英文名Natural Products Chemistry
科目概要化学科 3年 3群科目 A選択 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ
科目責任者大城 太一
担当者大城 太一古平 栄一※白畑 辰弥大手 聡小林 啓介茂野 聡
備考科目ナンバリング:SC301-CO35

授業の目的

天然有機化合物の探索方法(スクリーニング、抽出、分離精製、構造決定)やその生合成経路について理解し、天然有機化合物に対する知識を習得する。医薬品して用いられる生薬成分や微生物由来二次代謝産物の化学構造と作用機序について理解し、医薬品に対する正しい知識を習得する。本講義は、ディプロマ・ポリシー(SC3)の物質に対する広汎な知識を身に付けることを目的とする。

DPとの関連

SC3

教育内容

天然有機化合物のスクリーニング、抽出、分離精製、構造決定および生合成経路を説明する。また、医薬品として用いられている様々な生薬成分や微生物由来二次代謝産物の化学構造と作用機序について説明する。

教育方法

パワーポイント(講義資料を配布する)を使って対面で講義を行う。

授業内容

項目内容担当者日時
1天然物化学総論天然物化学について学ぶ。大城 太一
4/9①
2微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(1)微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(スクリーニング、抽出)について学ぶ。大城 太一
4/16①
3微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(2)微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(精製、構造決定)について学ぶ。茂野 聡
4/23①
4薬用植物の指標成分と薬効薬学部附属薬用植物園にて、薬用植物の指標成分と主な薬効について漢方処方を事例に学ぶ。古平 栄一
5/7①
5天然有機化合物の生合成経路(1)天然有機化合物(糖質、脂肪酸、ポリケチド、芳香族化合物)の生合成経路について学ぶ。大城 太一
5/14①
6天然有機化合物の生合成経路(2)天然有機化合物(テルペノイド、ステロイド)の生合成経路について学ぶ。大城 太一
5/21①
7天然有機化合物の生合成経路(3)天然有機化合物(アルカロイド、その他の含窒素化合物)の生合成経路について学ぶ。大城 太一
5/28①
8医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物とその作用機序(1)医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物の構造と作用機序について学ぶ。大城 太一
6/4①
9医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物とその作用機序(2)医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物の構造と作用機序について学ぶ。大城 太一
6/11①
10薬用植物の品質管理(1)薬用植物の品質管理について学ぶ。白畑 辰弥
6/18①
11薬用植物の品質管理(2)薬用植物の品質管理について学ぶ。白畑 辰弥
6/25①
12微生物由来天然有機化合物を用いたケミカルバイオロジー(1)ケミカルバイオロジーについて学ぶ。大手 聡
7/2①
13微生物由来天然有機化合物を用いたケミカルバイオロジー(2)生物活性を示す低中分子化合物の作用機序の解析方法について学ぶ。小林 啓介
7/9①
14天然物化学からの創薬の現状と将来天然物化学からの創薬について、現状と将来、問題点について学ぶ。大城 太一
7/16①
15まとめ講義内容について、質問に答える。大城 太一
No. 1
項目
天然物化学総論
内容
天然物化学について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
4/9①
No. 2
項目
微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(1)
内容
微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(スクリーニング、抽出)について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
4/16①
No. 3
項目
微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(2)
内容
微生物資源からの天然有機化合物の探索方法(精製、構造決定)について学ぶ。
担当者
茂野 聡
日時
4/23①
No. 4
項目
薬用植物の指標成分と薬効
内容
薬学部附属薬用植物園にて、薬用植物の指標成分と主な薬効について漢方処方を事例に学ぶ。
担当者
古平 栄一
日時
5/7①
No. 5
項目
天然有機化合物の生合成経路(1)
内容
天然有機化合物(糖質、脂肪酸、ポリケチド、芳香族化合物)の生合成経路について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
5/14①
No. 6
項目
天然有機化合物の生合成経路(2)
内容
天然有機化合物(テルペノイド、ステロイド)の生合成経路について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
5/21①
No. 7
項目
天然有機化合物の生合成経路(3)
内容
天然有機化合物(アルカロイド、その他の含窒素化合物)の生合成経路について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
5/28①
No. 8
項目
医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物とその作用機序(1)
内容
医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物の構造と作用機序について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
6/4①
No. 9
項目
医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物とその作用機序(2)
内容
医薬品に用いられている微生物由来二次代謝産物の構造と作用機序について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
6/11①
No. 10
項目
薬用植物の品質管理(1)
内容
薬用植物の品質管理について学ぶ。
担当者
白畑 辰弥
日時
6/18①
No. 11
項目
薬用植物の品質管理(2)
内容
薬用植物の品質管理について学ぶ。
担当者
白畑 辰弥
日時
6/25①
No. 12
項目
微生物由来天然有機化合物を用いたケミカルバイオロジー(1)
内容
ケミカルバイオロジーについて学ぶ。
担当者
大手 聡
日時
7/2①
No. 13
項目
微生物由来天然有機化合物を用いたケミカルバイオロジー(2)
内容
生物活性を示す低中分子化合物の作用機序の解析方法について学ぶ。
担当者
小林 啓介
日時
7/9①
No. 14
項目
天然物化学からの創薬の現状と将来
内容
天然物化学からの創薬について、現状と将来、問題点について学ぶ。
担当者
大城 太一
日時
7/16①
No. 15
項目
まとめ
内容
講義内容について、質問に答える。
担当者
大城 太一
日時

到達目標

天然資源(微生物や生薬など)からの天然有機化合物のスクリーニング、抽出、分離、精製、構造決定の方法を説明できる。天然有機化合物の生合成経路を説明できる。健康食品・医薬品に含まれる薬用成分や微生物由来二次代謝産物の化学構造と生物活性との関係を説明できる。抗生物質などの医薬品の作用機序を説明できる。

評価基準

定期試験60%・課題レポート40%

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:合計60 時間】
配布プリントを活用した予習・復習を行うこと。特に講義で出てきた化合物の周辺を調べるなど、復習をしっかり行うこと。

実務経験のある教員情報

製薬企業において漢方薬の原料となる薬用植物の試験栽培と生薬加工後の化学成分からの品質評価を行っていた。その経験を活かしながら、指標成分という化学的知見が効果効能という漢方的な利用にどのようにつながるのかを講義する。
(※印の教員)

関連科目

なし

その他

課題に対するフィードバックは、提出の翌週の講義の中で行う。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回、資料を配布する。
参考書パートナー 天然物化学 改訂第4版森田博史 阿部郁朗 編集南江堂
参考書化学療法学 病原微生物・がんと戦う 改訂第2版供田洋 黒田照夫 編集南江堂
参考書資源天然物化学 改訂版秋久俊博 小池一男 編集共立出版
教科書
署名
毎回、資料を配布する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
パートナー 天然物化学 改訂第4版
著者・編者
森田博史 阿部郁朗 編集
発行所
南江堂
参考書
署名
化学療法学 病原微生物・がんと戦う 改訂第2版
著者・編者
供田洋 黒田照夫 編集
発行所
南江堂
参考書
署名
資源天然物化学 改訂版
著者・編者
秋久俊博 小池一男 編集
発行所
共立出版