
| 英文名 | Microbial Chemistry | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 化学科 3年 3群科目 A選択 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ 月4限 生物科学科 3年 3群科目 B選択 2単位 前期 15 コマ 講義 週1コマ 月4限 |
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| 科目責任者 | 浅見 行弘 | |
| 担当者 | 浅見 行弘、 廣瀬 友靖※、 松井 秀仁※、 芳賀 慧、 岩月 正人※、 菅原 章公※、 稲橋 佑起※、 君嶋 葵※、 植松 崇之※ | |
| 備考 | 科目ナンバリング:SC301-CB32 科目ナンバリング:SB301-Ch36 |
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感染制御科学府で実践している研究において、有機合成化学、細菌感染症学、漢方薬学、創薬感染症学、ウイルス学、天然物化学、微生物学の各研究室で取り組んでいる研究の連携が重要であることを理解する。
1. 2015 年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生の研究でもあり、北里大学の伝統でもある微生物創薬に関する基礎知識を修得する。有機合成化学の分野ではその先端研究の手法や考え方、問題点を理解する。創薬研究における各分野の知識と必要性を理解し、その興味と理解を深める。
2. 薬剤耐性菌の耐性機構や抗菌薬の作用機構に対する基礎知識を身につける。
3. ウイルスと消毒薬、抗ウイルス剤について理解する。
4. 天然物化学の基礎および応用例を学ぶことで様々な科学分野と連携を図れるようにする。
5. 天然物化学における糸状菌の役割を理解する。
6. 細菌の多様性と創薬研究での有用性を理解する。
7. 天然有機化合物の発見とそれを用いた生命現象の発見について理解する。
8. 病原性微生物と宿主免疫系との相互作用について理解する。
キーワード:有機合成化学、感染症、放線菌、ウイルス、糸状菌、天然有機化合物、ケミカルバイオロジー、免疫
1. 天然有機化合物の合成研究について講義する。
2. 感染症を引き起こす起因微生物の病原性や薬剤耐性機構及び治療薬の作用機序について講義する。
3.ウイルスとは何か、ウイルスと化合物の関係について概説する。
4. 天然物化学(熱帯病創薬を例に)について講義する。
5. 糸状菌を利用した天然物探索とその応用研究について講義する。
6. 細菌の多様性と有用性について講義する。
7. 天然物由来の化合物の探索研究から合成、標的分子の同定研究と創薬への展開について講義する。
8. 感染現象における病原性微生物と宿主免疫系との相互作用について概説する。
各専門分野の内容のオムニバス講義形式。毎回、講義内容を参加報告書に疑問点、質問などを含めて記載し、提出する。
必要に応じて添削や返答して返却する。パワーポイントや視聴覚メディアを活用しながら講義形式で進める。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 北里研究所と創薬 | 北里研究所における微生物と創薬研究の流れと、創薬における天然物化学と有機合成化学の連携について紹介する。 | 廣瀬 友靖 |
4/13④ |
| 第2回 | 微生物創薬と有機合成化学 | 有用な生物活性を示す微生物二次代謝産物の全合成と作用機序解明の研究について紹介する。 | 廣瀬 友靖 |
4/20④ |
| 第3回 | 薬剤耐性菌と感染症-1 | 病原微生物の薬剤耐性機構と治療薬の作用機序について説明する。 | 松井 秀仁 |
4/27④ |
| 第4回 | 薬剤耐性菌と感染症-2 | 薬剤耐性菌感染症に対する迅速診断方法の開発例を紹介する。 | 松井 秀仁 |
5/11④ |
| 第5回 | ウイルスとは | 代表的なウイルスを例に取り、ウイルスの特徴を説明する。 | 芳賀 慧 |
5/18④ |
| 第6回 | ウイルスの特性を利用した抗ウイルス剤 | 代表的なウイルスを例に取り、消毒剤、抗ウイルス剤の作用機序について説明する。 | 芳賀 慧 |
5/25④ |
| 第7回 | 天然物化学の魅力 | 創薬を含め様々な分野で発揮される天然物化学の魅力を解説。 | 岩月 正人 |
6/1④ |
| 第8回 | 熱帯病の薬の元を微生物から探す | 微生物の作る化合物から熱帯病の薬の元になる化合物を探す手順(発酵・精製・構造決定)を実例で紹介。 | 岩月 正人 |
6/8④ |
| 第9回 | 糸状菌の探索と創薬への応用1 | 基本的な糸状菌の紹介と自然環境からの探索例、創薬への応用例を紹介する1 | 菅原 章公 |
6/15④ |
| 第10回 | 糸状菌の探索と創薬への応用2 | 基本的な糸状菌の紹介と自然環境からの探索例、創薬への応用例を紹介する2 | 菅原 章公 |
6/22④ |
| 第11回 | 細菌の多様性1 | 細菌の種類の多様性とその有用性について紹介する1 | 稲橋 佑起 |
6/29④ |
| 第12回 | 細菌の多様性2 | 細菌の種類の多様性とその有用性について紹介する2 | 稲橋 佑起 |
7/6④ |
| 第13回 | 天然物化学を基盤としたケミカルバイオロジー研究1 | 天然有機化合物とそれを利用した生命現象の解明について紹介する1。 | 浅見 行弘 |
7/13④ |
| 第14回 | 天然物化学を基盤としたケミカルバイオロジー研究2 | 天然有機化合物とそれを利用した生命現象の解明について紹介する2。 | 君嶋 葵 |
7/20④ |
| 第15回 | 免疫系による病原体の認識 | 宿主側の自然免疫系による病原体認識機構とその調節による感染病態制御の事例について紹介する。 | 植松 崇之 |
7/23④ |
1. 生物活性天然物の全合成と、創薬研究における有機合成化学の重要性を理解できる。
2. 講義した感染症に対して、原因菌の薬剤耐性機序及び治療薬の特徴について説明できる。
3.ウイルス特有の性質を理解し、知識に基づいて消毒剤、抗ウイルス剤の効果を説明できる。
4. 微生物を始めとする天然由来化合物の発見から創薬などの開発までの流れを具体的に説明できる。
5. 創薬研究における糸状菌と天然物の重要性を理解できる。
6. 微生物の多様性、有用性について理解し、微生物創薬に関する知識を修得できる。
7. 天然有機化合物の有用性について理解し、その応用研究に関する知識を修得し説明できる。
8. 主な感染症における病原性微生物-宿主相互作用について具体的に説明できる。
本科目は各8 項目の評価点の合計で成績を評価する。
1. 参加報告書の内容(50%)と講義内容に関するレポートまたは講義内で実施する小テスト(50%)により評価する。
2. 講義内で実施する小テスト (100%)により評価する。
3. 参加報告書の内容(50%)と講義内容に関するレポートまたは講義内で実施する小テスト(50%)により評価する。
4. 講義内容に関する小テストを講義中に数回および最後に実施して理解度を点数化して評価 (100%)。
5. 出席、講義内で行う小テスト、レポート提出により評価する(100%)。
6. レポート提出により評価する(100%)。
7. 参加報告書の内容(50%)と講義内容に関するレポートまたは講義内で実施する小テスト(50%)により評価する。
8. 参加報告書の内容(50%)と講義内容に関するレポートまたは講義内で実施する小テスト(50%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:1 回の講義に対して4 時間】
1. 予習:講義1週間前に講義資料を電子ファイルで配布するので予め読んで把握する。復習:講義での配布資料をみながら復習すること。
2. 配布された資料を用いて復習し、知識の定着を図る。
3. 講義内容を復習しておくこと。
4.「予習」必要なし「復習」講義での配布資料をみながら復習(質問は随時受け付けます)すること。
5. 予習:必要ない。復習:講義での配布資料をみながら復習すること。
6. 講義内容を復習しておくこと。
7.「予習」必要なし「復習」講義での配布資料をみながら復習すること。
8. 配布された資料を用いて講義内容を復習しておくこと。
1. 大村創薬グループを中心に、生物活性天然有機化合物の全合成、誘導体合成、創薬研究を展開してきた(廣瀬)。
2. 研究所で抗菌剤の開発を行ってきた(松井)。
3. 研究所で基礎ウイルス学、ワクチン、抗ウイルス薬、消毒薬の研究を行ってきた(芳賀)。
4. 研究所で天然物化学分野で実務経験あり。講義に実例として経験談を含めることで理解を深める(岩月)。
5. 本学、東北大学にて、糸状菌を基盤とした天然物探索研究に従事してきた(菅原)。
6. 英国の研究機関で環境中からの新しい放線菌の探索を行うと共に、その培養液から新規物質の獲得などに従事してきた(稲橋)。
8. 国内外の研究所で天然物化学を基盤としたケミカルバイオロジー研究分野で実務経験あり(浅見、君嶋)。
9. 食品会社および研究所において抗がん剤、抗ウイルス剤、機能性食品の開発研究に従事してきた(植松)。
本科目内の他の教員による講義
小テストや参加報告書で記載してもらう疑問点、質問などは必要に応じて添削や返答して返却する。小テストとレポートは採点後、次回講義で返却する。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 資料を配布する。 | ||
| 参考書 | (なし) |